2026.02.18 行政情報
ECモールで販売のネックレス ほとんど鉄でも「K18」…1商品で欧州基準の17倍のニッケル溶出
主要ECモールで販売される「金属アレルギー対応」とうたうネックレスを対象に、欧州基準を用いてアレルギー原因となるニッケルの溶出試験を行ったところ、1商品で基準値の17倍の溶出が確認されたため、国民生活センターは2月18日、消費者に向けて注意喚起した。さらに、「K18」の刻印のある商品などで、表示と実態が異なることもわかった。
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主要ECモールが扱う40商品で溶出試験
PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)には、サイトで「体にやさしい金属アレルギーでも使用できる」と宣伝していたネックレスを使用し、首のあたりがかゆくなり、赤くただれたといった相談が寄せられている。金属アレルギー症状の発症に関する相談件数は、2020年4月~25年11月に132件を数える。
同センターは、国内外の主要ECモール(6サイト)から、売れ筋の低価格帯のネックレス60商品を選び、商品テストを実施。このうち、金属アレルギーの発症頻度が高いニッケルを多く含む40商品を対象に、ニッケルの溶出試験を行った。日本には溶出基準がないため、欧州の基準を用いた。その結果、1商品で基準値の17倍の溶出が確認された。
同センターは「表示を見て購入しても、(適切な)商品選択にならない可能性があることがわかった」(商品テスト部)と説明。「『金属アレルギー対応』という表示はあいまいで、わかりにくい」と問題視している。
※刻印の例(国民生活センターの発表資料より)
「シルバー925」と表示も銀はほとんど含まれず
次に、蛍光X線分析法を用いて60商品を対象に、表面の金属の含有量を調査した。その結果、「シルバー925」などと表示されていた12商品のうち、7商品で銀の割合は「検出限界以下~2.8%」だった。また、2商品については、18金を意味するとみられる「K18」の刻印があったが、「大部分が鉄だった」(同)という。
同センターは消費者に向けて、「金属アレルギー対応」とうたうアクセサリーであっても、アレルギー原因のニッケルが溶出する場合があると注意を促した。販売事業者とECモール事業者に対しては、適切な表示に努めるよう求めた。
日本ではアクセサリーのニッケル溶出量の基準がないことから、厚生労働省と経済産業省に対し、基準策定の検討を要望するとしている。
(木村 祐作)
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