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ランサムウェア攻撃でシステム障害が発生したアスクルは12月3日、「ASKUL」ウェブサイトでの注文を再開したと発表した。一方、消費者向け通販サイト「LOHACO」については、ASKULサービスが本格復旧を開始してから再開する予定としている。 ▽関連記事 アスクル、第2四半期決算発表を延期…11月の単体売上高は前年同月比95％減 ランサムウェア攻撃、「LOHACO」サービス再開はASKULの復旧後 届け日数は通常よりも長め 同社は、10月19日に発生したシステム障害により、「ASKUL」「LOHACO」などの受注を停止。外部の専門機関と連携し、障害範囲の特定や影響の詳細を調査している。今月12日に、事業者向け一括購買システム「ソロエルアリーナ」サイトからの注文を再開。ASKULサービスについては、FAXによる注文を順次案内してきた。 「ASKUL」ウェブサイトの注文については、3日午前9時から再開した。一部物流センターからの倉庫管理システムを使用した在庫商品出荷の再開は、今月中旬以降を予定。出荷商品・出荷センターは順次拡大する。安定稼働が確認できるまでの間、通常よりも届け日数がかかるという。 一方、「LOHACO」のサービス再開は、ASKULサービスの本格復旧の開始後としている。 すべてのユーザーが対象 3日時点でASKULサービスの注文は、FAX・ウェブサイトともにすべてのユーザーが対象で、ウェブサイトからの注文を推奨している。 対象商品は、箱（ケース）がコピーペーパー・ペーパータオル・トイレットペーパーなどの596アイテム、単品（バラ）が医療機器・衛生材料などの500アイテム。また、直送品は約1450万アイテム（ウェブサイトからの注文のみ）に上る。