2025.07.01 行政情報
厚労省、ネット販売の健康食品15製品から医薬品成分を検出
厚生労働省は6月30日、2023年度に実施した「インターネット販売製品の買上調査」と「無承認無許可医薬品等買上調査」の結果を公表した。海外で流通し、日本に向けて販売される健康食品58製品を買い上げて調べたところ、15製品から医薬品成分が検出された。また、国内の店舗・通販サイトで販売される健康食品154製品を対象に買上調査を実施した結果、1製品から医薬品成分が検出された。
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強壮系9製品と痩身系6製品に医薬品成分
「インターネット販売製品の買上調査」では、個人輸入によって、海外で流通する健康食品や海外製の医薬品を直接購入した消費者で健康被害が発生していることを受けて、インターネットサイトで日本向けに販売されている製品を対象とした。2023年7月~9月の期間、健康食品58製品(強壮系29製品、痩身系29製品)、海外製の医薬品28製品の合計86製品を買い上げて、含有成分を分析した。
その結果、強壮系の9製品から、医薬品成分のシルデナフィル、タダラフィル、ノルタダラフィル、ヨヒンビンを検出。痩身系の6製品からは、医薬品成分のシブトラミン、オリスタットが検出された。
海外製の医薬品成分については、表示と異なる医薬品成分が含有されていないかを調べたが、該当するものは見つからなかった。
国内販売の1製品からも医薬品成分
「無承認無許可医薬品等買上調査」は2023年8月~10月の期間、日本国内の店舗・通販サイトで販売される健康食品を対象に実施。強壮系の124製品、痩身系の30製品の合計154製品を買い上げて、含有成分を分析した。
その結果、強壮系の1製品から、医薬品成分のテトラカインが検出された。
厚労省では、健康食品や海外製の医薬品によって健康被害が生じた場合、救済のための公的制度(医薬品副作用被害救済制度)は適用されないとし、注意を呼びかけている。
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