2024.01.07 コラム
物販ビジネスとは?メリット・デメリットや始め方まで詳しく解説!
物販ビジネスは誰でも手軽に取り組めるビジネスとして、近年人気を博しています。しかし、物販ビジネスがどのようなもので、具体的にどう始めるべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?今回は物販ビジネスについて、メリット・デメリットや始め方まで詳しく解説します。
物販ビジネスとは?
物販ビジネスとは、文字通り「目に見え形のある物品」を販売するビジネスのことを指します。仕入れた商品や作成した物品を販売し、収益を上げる仕組みのビジネスです。商品は自社のオリジナルである必要はなく、メーカーが製造している商品を仕入れて売ることでも物販ビジネスとして成り立ちます。物販ビジネスは、販売方法によって主に以下の種類に分けられます。・国内販売:国内で商品を仕入れ、国内で販売する方法・輸入販売:海外から商品を仕入れ、国内で販売する方法
・輸出販売:国内で商品を仕入れ、海外で販売する方法
・無在庫販売:商品の受注が確定してから仕入れて販売する方法
最も一般的な方法は国内で仕入れた商品を国内で販売する「国内販売」です。近年は海外で日本製商品の人気が高いことから、輸出販売を積極的に行う企業も増えています。
▽輸出販売の参考記事:元公務員が1年で3000万円を売り上げたワケ…越境ECお助け隊
物販ビジネスのメリット
物販ビジネスのメリットは、主に以下の3点です。・初心者でも始めやすい
・初期コストが少なく済む
・スキマ時間で取り組める
初心者でも始めやすい
物販ビジネスは、物販に関する経験がない初心者でも手軽に始められる点がメリットです。物販ビジネスは「商品を仕入れて販売する」という非常にシンプルな仕組みであり、商品を仕入れる労力さえあれば特別な知識やスキルを必要としません。近年は自身で販売用サイトを構築しなくても、物販のできるプラットフォームが多数存在するため、初心者でも簡単に取り組めます。商品選びや販売方法については、インターネット上には多くの情報があり、1人でも迷わず進められる点も魅力です。初期コストが少なく済む
物販ビジネスは、他のビジネスモデルに比べて初期コストを抑えられる点が大きなメリットです。例えば、実店舗を構えるビジネスに比べて、物販ビジネスはネットショップでできるため、賃貸料などがかからず初期コストを低くできます。パソコン1台とインターネット環境さえあれば開始でき、初期投資にそこまでかけられない方に適したビジネスです。また、Amazonやメルカリなどのプラットフォームを活用すれば、ある程度の集客を見込めるため売上を確保しやすいメリットもあります。スキマ時間で取り組める
物販ビジネスはスキマ時間を活用して取り組める点も大きなメリットです。店舗を必要とするビジネスと異なり常に店舗に立つ必要がなく、通勤時間や休憩時間、家事の合間など、スキマ時間でもパソコンで作業を進められます。スキマ時間を有効活用して、少しずつビジネスを成長させていけるため、本業や家庭との両立をしながら起業を考えている方にも理想的なビジネスです。物販ビジネスのデメリット
物販ビジネスのデメリットは、主に以下の3点が挙げられます。・商品の仕入れにコストが発生する
・在庫管理が必要
・競合が多い
商品の仕入れにコストが発生する
物販ビジネスでは、商品を仕入れるためのコストが必要となる点がデメリットです。基本的には商品を販売する前に仕入れが必要であるため、先にお金が出ていってしまいます。売れ行きが伸び悩んだ場合や在庫の回転が悪い場合は、その分収益も上がらないため資金を圧迫することもあります。物販ビジネスを始める際は、「商品の仕入れにどのくらい資金が必要なのか」をリサーチし、資金を準備しておくと良いでしょう。在庫管理が必要
物販ビジネスでは、仕入れた商品の在庫管理が欠かせません。もし在庫を正確に管理できていない場合、「受注できても在庫がない」などのトラブルが生じ、顧客との信頼関係も崩れてしまいます。特にアパレルなどカラーやサイズごとに在庫を抱える商品の場合、管理する在庫も多くなるため手間がかかります。また、在庫を保管しておくためのスペースを確保しなければならない点も注意が必要です。 "在庫管理"のお役立ち情報一覧競合が多い
物販ビジネスは比較的簡単に取り組めるため、競合が多いというデメリットがあります。もちろんある程度の収益は挙げられますが、物販ビジネスで大きく利益を出そうとすれば、競合との差別化が必要です。特に人気ジャンルの商品である場合、競合が次々と参入し価格競争に巻き込まれ、予定よりも安い価格で販売せざるを得なくなることもあります。物販ビジネスに取り組む際は、常に「競合と比べてどんなアピールポイントがあるか」などを探り続ける必要があります。物販ビジネスの始め方
物販ビジネスの始め方を以下の5ステップに分けて解説します。・販売する商品をリサーチし決める
・販売するプラットフォームを決める
・商品を仕入れる
・商品を販売する
・商品を発送する
販売する商品をリサーチし決める
物販ビジネスを始める第1歩は、販売する商品をリサーチし、決定することです。当然ですが、仕入れた商品が売れなければ利益が発生せず、ビジネスとして成り立ちません。そのため、「現在どのような商品が売れているのか」をリサーチし市場で需要のある商品を選ぶことが成功の鍵となります。インターネットを活用して、商品のトレンドや人気ランキングを調査し、類似商品の価格や特徴を比較しましょう。自分の趣味や興味で選ぶのもモチベーションの観点からは良いですが、需要があるかどうか客観的な視点で確認することも大切です。商品によっては季節による需要の変動があるため、注意しましょう。販売するプラットフォームを決める
次に、販売するプラットフォームを決めます。販売するプラットフォームは、主に以下の2種類に分かれます。・オンラインストアを自分で構築する
・メルカリやAmazonなどのプラットフォームを利用する
オンラインストアを自分で構築する場合は、自由にカスタマイズできる点がメリットですが、集客も自力で行う必要があります。Amazonなどのプラットフォームを利用する場合は、既に多くの顧客が集まっているため、集客の手間は少なくて済む点がメリットです。ただし出品料や手数料がかかるため、得られる利益が少なくなるデメリットもあります。各方法のメリット・デメリットを把握し、ビジネスの運営体制に合ったプラットフォームを選ぶことが大切です。
商品を仕入れる
商品を決定したら、次は商品を仕入れる作業です。仕入れ先は国内の実店舗から商品を仕入れる方法や、輸入代行業者を利用するなど様々な方法があります。物販ビジネスでは「商品の販売価格ー商品の仕入れ価格=利益」となり、利益を増やすためにはなるべく安く商品を仕入れることが大切です。基本的には商品を一括で大量に購入すると、商品の仕入れ単価を下げられますが、その分在庫が増え管理の手間が増えます。なるべく安く商品を仕入れられるよう、仕入れ先を複数検討し安い価格の商品を仕入れるなどの工夫を行いましょう。商品を販売する
商品を仕入れたら、いよいよ商品の販売を開始します。商品ページを充実させ、説明文や写真などを顧客の興味を惹くものに設定することで、購買意欲を引き出すことが重要です。また、自分のネットショップに多くの顧客からアクセスしてもらえるよう、集客施策も必要となります。SNSやブログなどを活用し、商品に関する情報を定期的に発信することで、多くのユーザーに商品を知ってもらい集客効果を高めるなどの工夫を行いましょう。商品を発送する
商品を受注したら、迅速かつ丁寧に発送することが顧客満足度を高めるポイントです。顧客数が増えてきた場合、発送先も増えてくるため、発送先の記載ミスなどトラブルも増える可能性があります。「商品がなかなか発送されない」など発送に不備があれば、ネットショップの評価も落ちてしまい、顧客離れに繋がってしまいます。物販ビジネスができるプラットフォームによっては、商品の発送サポートまで行ってくれるところもあり、そうしたサービスを活用するのも良いでしょう。
物販ビジネスで最初に何を売る?
物販ビジネスを始める際に最初に悩むことといえば、「何を売れば良いのか?」という点です。物販ビジネスで売る商品で迷う場合、最初は「不用品を販売する」ことから始めてみましょう。自分の身の回りにある不用品であれば、商品の仕入れコストがかからず、ほぼリスクがない状態で利益を上げられます。身近な不用品を販売することで、物販ビジネスに必要な知識やノウハウを実践の中で習得できる点もメリットです。物販ビジネスでまず何を売るべきか迷う場合は、使わなくなった不用品を販売するところから始めるのがおすすめです。物販ビジネスを成功させるポイント
物販ビジネスを成功させるポイントは、以下の3つです。・売れる商品のリサーチに力を入れる
・複数の決済手段を用意する
・商品説明を魅力的にする
売れる商品のリサーチに力を入れる
物販ビジネスを成功させるためには、売れる商品のリサーチに重点を置くことが欠かせません。商品を売るためには「顧客が欲しいと思うもの」を売る必要があり、市場で需要の高い商品を見極めることで効率的に売上を伸ばせます。インターネットを活用してトレンドや人気商品を調査するなど、市場で需要のある商品をしっかりリサーチしましょう。需要がある商品を仕入れられれば、商品が売れ続けていくため過剰在庫になるリスクも減らせます。複数の決済手段を用意する
顧客の利便性を向上させるために、複数の決済手段を導入しましょう。複数の決済手段を用意することで、顧客がわざわざ決済手段を新しく用意する必要がなく、購入直前での離脱を防げます。クレジットカード決済などの基本的な決済手段はもちろん、電子マネーやコンビニ決済など、幅広い決済方法を導入することがおすすめです。他社のプラットフォームを利用する場合は、複数の決済手段に対応しているかという観点でも選びましょう。"決済サービス"のお役立ち情報一覧
商品説明を魅力的にする
商品説明は、顧客の購買意欲を促進できるよう工夫することが重要です。ただ単に商品の特徴や仕様を記載するだけでなく、商品の利点やメリットをわかりやすく伝え「どのような顧客の悩みを解決できるか」を記載し商品をアピールしましょう。また、実際に購入した顧客のレビューを商品説明に取り入れると情報の信頼性が高まり、スムーズに購買へと繋げられるでしょう。まとめ
物販ビジネスには誰でも取り組めるメリットがある一方、競合が多いなどのデメリットも存在します。そのため、「競合との差別化をどう図るか」など事前にデメリットへの対策を施しておくことが重要です。物販ビジネスを成功させるためには、売れる商品のリサーチなどいくつかポイントを押さえることも大切です。今回の内容を参考に、物販ビジネスをスムーズにスタートさせ、自社ビジネスの売上拡大を図りましょう。※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
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