2021.10.20 コラム
【2021最新版】ECサイト向けおすすめ決済代行サービス5選
決済代行サービスとは、クレジットカードや電子マネー、QRコードなどのオンライン決済方法を一括で管理できるサービスのことです。ECサイトを上手に運営するためには、各サービスの特徴や対応している決済方法を把握し、最適なサービスを導入する必要があります。
【比較】EC向け決済代行おすすめ5社
まずはさっそく決済代行サービスを提供する企業5社を紹介します。
◇SBペイメントサービス
SBペイメントサービスは、ソフトバンクグループが運営している決済代行サービスです。11万店以上の導入実績があり、セキュリティレベルが高く、20種類以上の決済サービスに対応しているなど、国内の決済サービスの中でもトップクラスの機能を搭載しています。
集客支援プランや不正検知サービスなどが無料で使用できるため、店舗を運営していく上で必要なサービスが揃っているといえるでしょう。
具体的な費用は希望の決済方法や規模によって異なるため、お見積りを取る必要があります。そのため導入を検討される方は公式HPからお問合せください。
▼参考資料
▼公式HP: https://www.sbpayment.jp/
◇GMOペイメントゲートウェイ
GMOペイメントゲートウェイは複数の決済方法を利用していきたいと考えている方や、後払い決済を導入したいと思っている方、また海外への進出を検討されている方におすすめのサービスです。
マーケティング関連の支援やスタッフによるサポート体制も充実しており、ニーズに合わせた最適な利用プランの提案を行っていることも人気の理由といえます。
費用に関しては、初期導入費用、月額固定費用、処理料がかかってきます。具体的な費用やお見積りについては公式HPから直接お問い合わせください。
▼参考資料
◇DGフィナンシャルテクノロジー
DGフィナンシャルテクノロジーは、20年以上サービスを提供しており、国内の導入実績が豊富な信頼性の高い決済サービスです。クレジットカード決済や電子マネー決済など全11種類の決済方法に対応しています。
また、高いセキュリティを備えていることも魅力の一つで、顧客情報の漏えいリスクを最小限に抑え、サービスやセキュリティに関するアップデート時にもユーザーがスムーズに利用できるよう柔軟な拡張性を持つシステムとなっています。
利用には初期費用と月額費用が発生します。具体的な金額に関しては公式HPからお問い合わせください。
▼参考資料
◇Paygent(ペイジェント)
Paygentは、Web上のさまざまな決済サービスに対応しており、エヌ・ティ・ディ・データと三菱UFJニコスの出資による経営基盤がある信頼できる決済代行サービスです。
早期入金オプションの利用が可能、運用やトラブルに関するサポート体制も整っているため、ECサイト運営に慣れていない方でも安心して利用することができます。
◇ZEUS(ゼウス)
SBIグループが運営する「ZEUS(ゼウス)」は、導入サイトが1万4000以上と実績豊富であることや、即日審査によって導入までに最短3日間しかかからない点が特徴です。保険商品を扱うSBIグループが提供するサービスということもあり、独自の不正利用検知システムが常時稼働。世界基準のデータ・セキュリティを実装しているといえます。
即時決済機能はもちろん、仮売決済や与信後決済など多彩な課金方式が選べるのもZEUSを選ぶメリットでしょう。24時間体制のフルサポートが受けられる点も事業者にとっては安心材料です。
決済代行サービスで自社開発が不要に
決済代行サービスは、ECサイトや店舗がクレジットカード決済などを導入する際に、必要な手続きや契約を代行してくれるサービスです。
個人で各決済方法を導入する場合、直接クレジットカード会社などと契約や利用手続きを行い、入金管理等の作業にも対応していかなければなりません。決済代行サービスを利用することで、決済方法に関するさまざまなプランの提案や見積もりなどを行ってくれますので、自社システムの開発が不要となり、多くの決済に手間をかけることなく、本来の業務に集中することができます。
決済代行サービスはいくつかの種類に分類することができ、大きく分けると「toB向け」「toC向け」「ECサイト向け」などの種類があげられます。これらのサービスはすべて決済代行サービスにまとめられますが、提供されているサービス内容が異なるため注意が必要です。自社が導入したいのがどの種類の決済代行サービスなのか、事前に確認しておくようにしましょう。
決済代行サービス導入のメリット
決済代行サービスを利用することで以下のようなメリットがあります。
・システムの管理を一本化
・締め日や入金日をまとめて管理
・簡単に決済サービスを追加
・高度なセキュリティを確保
(1)システムの管理を一本化
本来異なる決済方法を導入している場合、それぞれのデータ形式やルールに対応しなければなりません。決済代行サービスを利用することで、複数の決済システム管理を一本化して、簡単に対応することができます。
(2)締め日や入金日の管理が楽になる
複数のカード会社などを契約していると、それぞれの入金日がことなるため、締め日や入金日の管理が複雑になることが考えられます。決済代行サービスを導入することで、すべての決済方法をまとめることができ、全部の売上から手数料を引いた金額が自動で入金される仕組みを活用することができます。
(3)簡単に決済サービスを追加できる
新しく決済方法を導入する場合、自社システムを開発する必要があります。決済代行サービスを利用していると、設定を変更するだけで決済方法を簡単に追加することができるため、かかる工数やコストを削減していくことができます。
(4)高度なセキュリティシステム
セキュリティ面に強い決済代行サービスを利用すると、自社でシステムを構築するよりも強いセキュリティ対策を実施できます。自社でセキュリティシステムを構築する場合、専門的な技術が必要であったり、開発コストかかったりするなどのデメリットが想定されますが、そういった手間やコストを削減できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
決済代行サービス導入のデメリット
一方、決済代行サービスを利用することで想定されるデメリットもあります。導入することがデメリットに直結するわけではありませんが、契約の仕方や利用サービスによっては以下のリスクが想定されるケースもあるので覚えておきましょう。
・個別契約より手数料がかかる場合もある
・決済代行サービスによってはセキュリティ面に課題がある
・決済方法が少ないと購入につながりにくい
【1】個別契約よりコスト増の場合も
決済代行サービスでは、利用することで手数料が発生するケースがほとんどです。契約するサービスによっては、個人契約の場合よりも手数料が高くなってしまうことがあるため注意が必要です。決済代行サービスを利用することで受けられるサービスを考えると、多少手数料が高くても仕方ないと考えることもできますが、事前にしっかり見積もりを出してもらうことで契約後に想像よりも高かったという失敗を防ぐことができます。
【2】ものによってセキュリティ面に課題
決済代行サービスには高度なセキュリティシステムを導入しているものが多いですが、選び方によっては情報漏えいなどのリスクがゼロではないということを覚えておきましょう。そのようなトラブルがあると、ユーザーの信用を大きく損なうことが考えられますので、決済代行サービスを選ぶ際には、セキュリティ対策が万全であるかどうかを確認するようにしてください。
【3】決済方法少ないとCVR上がらない
決済方法が少ないサービスだと、ユーザーが希望する決済方法に対応できず、購入に繋がりづらくなる可能性があります。またユーザー離れの原因にもなりますので、できるだけ決済方法の多いサービスを契約するとよいでしょう。
決済代行サービスの選定ポイント・注意点
紹介したメリット・デメリットをふまえたうえで、以下のポイントを事前にチェックしておきましょう。決済代行サービスを上手に活用することで、効率よく店舗やECサイトを運営していくことができますので、サービスを選ぶ際はミスのないよう注意してください。
・手数料が適切であるか
・決済方法は豊富か
・求めている決済方法に対応しているか
・セキュリティ面に問題はないか
・導入時・導入後のサポートが充実しているか
特に対応している決済方法やセキュリティ面に関しては、サービス企業から提案を受ける段階で明確にしておくようにしましょう。
決済代行サービスは比較は慎重に
決済代行サービスは、自社の決済システムを開発する工数を削減し、その後の運用も効率化できる便利なサービスです。そのため、導入するサービス選びは慎重に行うことをおすすめします。
今回紹介した決済代行サービス以外にもECサイトに強いサービスや決済方法が豊富なサービスが多く存在します。どのサービスが自社に適しているかを把握するために、情報収集は重要です。
決済代行サービスに関連する資料
当サイト「通販通信ECMO」では、決済代行サービスに関する資料を多数掲載しています。ぜひご確認ください。
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