2021.01.14 ECモール
PayPayフリマ、販売手数料を10%→5%に値下げ…業界最安に
ヤフー(株)は13日、運営するフリマアプリ「PayPayフリマ」の販売手数料を、これまでの10%から5%に値下げすると発表した。業界最安値となり、20日から実施する。フリマ出品をより手軽に、出品者・購入者双方が売り買いをよりお得に楽しめる場を提供するのが狙いだ。
手数料改定で「手軽に出品できる場へ」
「PayPayフリマ」はサービス提供開始から1年足らずだが、フリマアプリ最速で500万ダウンロード突破するなど、多くのユーザーが利用している。経済産業省によると、2019年のCtoC-EC(個人間取引)の市場規模は前年比9.5%増の1兆7407億円となり、フリマアプリ市場の成長が貢献していると報告されている。また、今後のさらなる成長のために商品の供給力の向上が挙げられている。
ヤフーによると、より一層の市場規模拡大に向けて出品者数の増加が望まれる中、「PayPayフリマ」は、販売手数料の負担を軽減することで、これまで以上に幅広いユーザーが多彩なアイテムを手軽に出品できる場をつくり、商品を探す購入者にとっても魅力的な場を提供する。
5%適用は1月20日購入分から
販売手数料が5%となるのは、出品のタイミングにかかわらず、20日0時以降に購入された全商品。また、併せて同日から、購入時に使える10%OFFクーポンを提供する。クーポンは全商品で使え、1人1回利用可能で割引上限は1000円。提供実施期間は20日00:00~24日23:59を予定している。
ヤフオク!同時出品は対象外
同社では「ヤフオク!」「PayPayフリマ」の連動出品も提供しているが、「ヤフオク!」から出品し「PayPayフリマ」に同時掲載され「PayPayフリマ」で購入された場合の手数料は10%のままとなる。
「PayPayフリマ」は今後も、アプリの改善や機能追加などを通して、出品者、購入者双方にとって利便性が高く、お得に売り買いできる世界の構築をめざしていくとしている。
メルカリは10%、ラクマは6%
なお主要フリマアプリでは、「メルカリ」が販売手数料10%。「ラクマ」は1月13日から3.5%から6%に改定した。