2019.11.05 通販支援
ヤマト、オムニ試着『Fittingステーション』を名阪に新設
ヤマトホールディングス(株)が提供する『Fittingステーション』サービスが、11月から拠点が拡大され、愛知と大阪が加わった。さらに、新たなアパレル・ファッション業界の企業・ブランドが加わり、8企業の100ブランド余で利用可能になった。
『Fittingステーション』使いブランド店頭で試着→お直し&受け取り
『Fittingステーション』は、オンラインショップで購入した各アパレルブランドの商品を、洋服のお直し店舗で「受け取り」「試着」「お直し」することのできるサービスだ。
ヤマトホールディングスによると、『Fittingステーション』はオンラインショップで購入した際に消費者が抱く抵抗感や不満感を払しょく。利用者は商品のサイズや色味、着心地などを直接手に取って確認できるほか、サイズが合わない場合は、直しを店舗スタッフに依頼することもできる。返品の際の再梱包や返送手配も不要で、安心と納得の商品購入ができる仕組みだ。
また、アパレル事業者にとっては、新たな顧客層との接点をもつことができ、売上拡大につなげることが可能になる。自宅よりもいい環境で試着でき、衣類へのダメージが少なく、返品作業も店舗で行うため、返品遅れによる販売機会損失を防ぐことができる。
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名阪それぞれに1拠点ずつ拡充し首都圏と合わせて17店舗で対応
ヤマトホールディングスは、3月に『Fittingステーション』サービスを関東エリアで開始。仕事帰りにオフィス近くの拠点で利用するビジネス層のユーザーや、子どもの保育園への送迎前などの隙間時間で利用する人など、店舗でゆっくり見る時間がない人の買い物機会創出につなげている。
また、デニムのような実際に身に着けないとサイズやデザイン、着心地などが合っているか判断が難しい商品や、スーツのように着用時にサイズ調整をしたい商品の購入にも多くの利用があるという。
『Fittingステーション』サービスの拠点店舗は17店。東京に13店舗(12月にオープン予定1店を含む)と神奈川、千葉各1店舗の関東エリアに、愛知と大阪の各1店舗が加わった。
MARK STYLERなど取り扱いブランド拡充
取り扱いブランドは、(株)三陽商会、(株)ワールド、(株)エドウィン、(株)クリエイション、(株)リングヂャケットに、11月以降の導入が決まった(株)オンリー、MARK STYLER(株)、(株)ジョイックスコーポレーションの企業による約100ブランド。今後も、さまざまなアパレルブランドからサービスを利用してもらえる環境を拡大していくという。