2014.07.18 通販会社
ベネッセ、情報流出問題で顧客補償に200億円準備
ベネッセコーポレーションは7月17日、顧客個人情報760万件が社外に流出した問題で、システム運営を行っているグループ会社の業務委託先の元男性社員(39歳)が警視庁に逮捕されたことを受けて、今後の対策と補償について発表した。
同社の原田泳幸会長兼社長は同日、都内のホテルで会見を開き、改めて顧客情報漏洩について謝罪するとともに、「お子様のお客様情報は、責任を負うべき機密情報。世界トップレベルの情報セキュリティーを確立する」と述べた。顧客への補償については、200億円を準備し、お詫びの品や受講費の減額などを検討するとした。
同社は15日に外部弁護士や不正アクセス防止の専門家による「個人情報漏えい事故調査委員会」を設置。今後の対策として専門組織「お客様本部」を設置し(1)顧客から直接情報を提供された覚えのない会社からのDM、電話のアプローチに関する情報があった場合、相手側会社に利用停止、不正取得した名簿の第三者機関への提出を呼びかける、(2)今後同社が送る全郵便物に、同社が顧客から同意を得て預かった顧客情報に基づいていることを封筒に明記する、(3)不正な顧客情報入手の情報を得た際には、同社が取りうる範囲で入手ルート解明を行う、(4)社会貢献活動として、社外の有識者を含めた研究グループを設立し、個人情報保護に関する啓発活動を進めることを検討する、などを挙げている。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
【成功事例7選】EC×LINE公式アカウント活用
-
2
Yahoo!ショッピング店を検索対策で売上アップ
-
3
これでセールを逃さない!EC年間イベントカレンダー
-
4
Amazonビッグセールで 売上を8倍までのばした 広告運用術
-
5
会員数2,500社以上、日本最大級の会員制サポートサービス「ECマスターズクラブ
ニュースランキング
-
1
【5月9日15時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
-
2
LINEヤフー3月期、売上1兆9174億円の増収増益…LINE公式アカウントなど注力へ
-
3
2024年EC市場 前年比3.5%増の14兆6801億円…富士経済の調査
-
4
メルカリ、香港で日本版「メルカリ」の商品を購入可能に
-
5
消費者庁、いわゆる健康食品のGMPガイドライン「自己点検表」を公表