2024.04.25 行政情報
特商法の執行 2023年度に通販分野の注意喚起が約1600件
消費者庁が4月25日発表した「特定商取引法の通信販売分野における執行状況」によると、昨年9月~今年4月に国が実施した特商法による行政処分は3件、行政指導は6件を数え、また2023年度中には1552件の注意喚起を行った。注意喚起までを含む詳細な公表は初めてという。
<通信販売分野における相談件数(消費者庁の発表資料より)>
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昨年9月に「デジタル班」設置
インターネット取引の普及に伴って、詐欺的な定期購入商法をはじめ、悪質な行為も多様化。そうした状況に対応するため、同庁は昨年9月、取引対策課に8人で組織する「デジタル班」を設置し、ネット通販の取り締まりを強化してきた。
通販分野の消費者相談件数の推移を見ると、2018年度に約30万件だったが、20年度以降は35万件前後で高止まりの状況が続いている。
特に定期購入に関する消費者トラブルの増加が顕著なことから、2021年6月に特商法を改正し、詐欺的な定期購入商法への対策を盛り込んだ。昨年9月~今年4月には、悪質な定期購入商法を行った3社に対し、業務停止命令や業務禁止命令などの行政処分を行った。
注意喚起の7割が「オークション」
行政指導は6件で、そのうち4件はプラットフォーム事業者に対して行われた。「主に電話番号などが記載されていなかった」(取引対策課)という。
また、昨年度に行った注意喚起の通知は1552件に上った。内訳はオークションが70%、通販(テレビ通販除く)が28%、2%がテレビ通販。代表者名や住所などが記載されていなかったと説明している。
(木村 祐作)
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