2019.03.05 通販会社
DM大賞、ディノスの「パーソナライズDM」が金賞・GPを受賞
日本郵便がこのほど発表した「第33回全日本DM大賞」で、(株)ディノス・セシールが取り組むパーソナライズDMが金賞・グランプリとなった。通販業界ではそのほか、オルビス(株)や(株)ファンケル、(株)ベネッセコーポレーション、(株)生活総合サービスなども受賞した。
ディノス・セシールのカート落ちDMはCVR20%アップ、小冊子DMはレス率10%アップ
大賞となったディノス・セシールのパーソナライズDMは、(1)ECと紙をリアルタイムで連携させた「カート落ちメール」ならぬ「カート落ちDM」(2)AIを活用し、顧客が購入した商品に似たアイテムを着こなしている写真をInstagramから抽出し、顧客別にパーソナライズした「小冊子DM」--の2つの施策を行うもの。
ディノス・セシールのパーソナライズDM
「カート落ちDM」では、商品をカートに入れたものの離脱してしまったユーザーに最短で24時間以内に印刷・発送するという仕組み。購入意欲が高いタイミングでユーザーにDMを送付したことなどが奏功し、DMを送らなかった顧客群と比べてコンバージョン率が約 20%向上した。
「小冊子 DM」はInstagram から抽出したコーデを冊子化
「小冊子 DM」は、顧客が購入した商品に似たアイテムを着こなしている写真をInstagram から抽出し、顧客別にパーソナライズした小冊子として発送するという取り組み。AI活用により、コーディネート提案のDM制作の自動化に成功した。カタログに対するロイヤリティが上がりづらいWEBの顧客層のレスポンスが約 10%アップするという成果を収めた。(▽関連記事:購入商品のコーデ、顧客ごとに冊子で提案…ディノスが新CRM)
パーソナライズDMのプロジェクトの先導をきった同社の石川森生CECOは、18年7月に実施した通販通信の対談企画において、「紙やWEBどっちがいいということではなく、両者の得意不得意を理解したうえで、いかに融合させていくかに尽きる」とした上で、「新しい紙のレコメンドの仕方を考えており、例えば革のジャケットを購入したお客さまには、その革のジャケットを着用したモデルを表紙にした冊子をお届けするという施策もできるんじゃないかと検討している」(石川CECO)と発言していた。この構想が実現、功を奏しDM大賞という栄冠に輝いた格好だ。(▽関連記事:通販事業者が″今”取り組むべき「チャネルミックス」の手法とは!?)
ファンケルやオルビス、「ていねい通販」の生活総合サービスも入選
DM大賞の銀賞には、オルビスの「脱何でも屋!ブランドロイヤリティ育成DM」(制作:(株)ダイレクトマーケティングゼロ)、ファンケルの「FANCL えんきんDM」(制作:(株)東急エージェンシー)などが受賞。
ファンケルの「えんきん」のDMは銀賞を受賞
銅賞には、「ていねい通販」を展開する生活総合サービスの「信頼関係で継続UP!1to1コミュニケーションDM」(制作:(株)ダイレクトマーケティングゼロ、(株)ココロネ)などが受賞した。(▽関連記事:『すっぽん小町』の初期継続率/残存率アップを導いたロジックとは?)
3月8日までは、東京・汐留のトッパン・フォームズビル1階ロビーにて入賞作品の展示も行っている。
▽関連記事
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