2025.12.03 行政情報
冬物商品セールに注意、非公式サイトで模倣品・粗悪品…国民生活センター
冬物商品のセールが本格化する時期を迎え、国民生活センターは12月2日、SNS広告を見て注文したが、模倣品や粗悪品が届いたという消費者トラブルが発生していることから、消費者に向けて注意喚起した。
国民生活センターの啓発チラシの一部
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販売事業者と連絡がつかない
寒くなるにつれてSNSや動画サイトで、ダウンジャケットやヒーターなどの冬物商品の広告が増えてくる。大幅な割引や極端な安価で提供するとうたい、有名ブランドや大手メーカーの正規品をかたりながら、実際には偽物を販売する悪質な通販サイトもある。
そうした通販サイトを利用すると、模倣品や粗悪品を購入することになる。苦情を申し立てようとしても、販売事業者と連絡がつかないケースもある。
「購入したサイトももう見られない」の声
トラブルに遭った60代女性の相談を見ると、SNSのセール広告でブランド物ジャケットを2着まとめて購入すると安くなると書いてあったため、2着を代引配達で申し込んだが、届いた商品はサイズや色が違っていた。商品は海外から発送され、ブランドも偽物だと思い、宅配便業者に連絡したが、詳細はわからないと言われた。荷札に差出人情報もなく、購入したサイトももう見られないという。
また、60代男性は、SNSを閲覧中に表示された「大手電機メーカーが開発した3秒で部屋が暖まる暖房送風器」との動画広告を見て購入。しかし、大手電機メーカーとは無関係と思われる商品が届き、まったく暖まらないため、販売事業者に返品交換を要望したが、連絡が取れなくなったとしている。
同センターは消費者に向けて、非公式サイトの場合、注文前に事業者情報などを確認することが大切とアドバイス。暖房器などの家電製品も、大手電機メーカーの名称やロゴが表示されていた場合には、製品型番を元に、実在する製品かどうか確認するよう呼びかけている。
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