2025.07.15 行政情報
クレカ情報の不正利用防止 カード会社によるEC事業者への指導を監督…関係省庁が意見交換
消費者委員会は7月15日、政府が今年4月に改定した詐欺に関する総合対策について、関係省庁と意見交換した。改定版は、SNS型投資詐欺やフィッシング詐欺の新たな対策を追加。フィッシングサイトへの対応では、生成AIを活用した閲覧防止措置や、カード会社によるEC事業者への指導の監督などを進める方針だ。
7月15日午前に開催された消費者委員会の様子
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SNS型投資詐欺の被害が激増
政府は昨年6月、「国民を詐欺から守るための総合対策」を取りまとめ、対策を進めてきたが、詐欺による被害は拡大傾向にある。このため今年4月、新たな対策を盛り込んだ改定版を策定した。
2024年にSNS型投資・ロマンス詐欺による被害が激増。改定版では、詐欺被害のきっかけとなるダイレクトメッセージの受信時に警告表示する取り組みや、迷惑SMS・電話の受信を防止する有料サービスの無償化を含む措置の要請などを盛り込んだ。
生成AIでフィッシングサイトを判定
フィッシングサイトへの対策では、フィッシングサイトかどうかを判定するために、生成AIの活用を推進する。また、ECサイトの脆弱性を突いたクレジットカード情報の不正入手が多いことから、カード会社がEC事業者に対して指導するよう監督する。
マネーロンダリング・現金化の防止に向けては、金融機関によるモニタリング強化、EC加盟店との情報連携を促す。このほか、ネット通販詐欺などの対策として、メールのなりすまし防止技術(DMARC)の導入を推進する。
内閣官房の担当者は、「(被害額は)高止まりとなっているが、1~2年の範疇で改善できるように取り組んでいく」と話した。
(木村 祐作)
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