2023.09.06 行政情報
ネット通販の「THCT入り食品」で意識不明の健康被害が発生
大麻成分に酷似したTHCH(テトラヒドロカンナビヘキソール)という成分を含む食品をインターネット通販で購入し、健康被害を生じた事例が報告されたことを受けて、(独)国民生活センターは6日、消費者に向けて注意喚起を行った。

国民生活センターの記者発表、THCT入り食品について注意喚起を実施(9月6日、東京・品川)
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規制直前まで大手ショッピングモールでも販売
THCHは、大麻取締法により規制されている大麻の主成分「THC」の化学構造を一部変えた物質。薬機法の指定薬物として、8月4日から同成分を含む商品の購入・所持・使用ともに禁止されている。規制前までは、大手デジタルショッピングモールなどで、「リラックス効果」などをうたってTHCT入り食品が堂々と販売されていた。同センターでは、「現在規制されていることが、すべての消費者に伝わっていない」(商品テスト部)とし、注意喚起に踏み切ったと説明している。
ネット通販で購入したグミやカプセル状食品で被害
消費者庁と同センターの医療機関ネットワークやPIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)には、THCH入り食品を摂取して体調を崩したという情報が寄せられている。20代男性の場合、ネット通販で購入したTHCTグミを食べて体調が悪化。また、THCTグミを食べた20代女性では、気分が悪くなり、幻視が見えると訴え、救急搬送された。
ネット通販で購入したTHCTカプセルを飲んだ40代女性の事例を見ると、上半身と顔がしびれて目の焦点が合わなくなり、激しいめまいが生じて意識不明となり、集中治療室で治療を受けたという。
同センターでは「THCTは医療など以外の目的で、製造・輸入・販売・所持・使用が禁止された。THCTを含む商品を入手したり、使用したりしないように」(同)と呼びかけている。
(木村 祐作)
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