2023.09.01 調査・統計
日本の越境BtoC-EC(米国・中国)市場、6.1%増の3954億円と推計…経産省
経済産業省が8月31日に発表した『2022年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)』によると、CtoC-EC市場規模は、前年比6.8%増の2兆3630億円と推計。日本の越境BtoC-EC(米国・中国)市場規模推計は、前年比6.1%増の3954億円となった。

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CtoC-EC市場規模は6.8%増の2兆3630億円
調査では、国内CtoC-EC市場として、フリマアプリとネットオークションをとり上げた。22年のCtoC-EC市場規模は2兆3630億円(前年比6.8%増)としたが、CtoC取引は個人間にとどまらず、BtoB、BtoCも含まれており、市場規模の数値はそれらを含む。規模拡大は主にフリマアプリ市場の成長によるとした。リユース業界の市場規模(EC,、実店舗含む)は、22年に3兆円、25年には3兆5000億円に達すると見込んだ。SDGの達成など、社会課題の解決に向けた意識の高まりも背景に、リユース利用人口は今後も拡大していくと予測している。
また、リユース市場におけるCtoC市場とBtoB市場といった形態は、対象となる利用者層や売買を行う商品により、異なるニーズを満たし、共存していくことが想定されるとした。
中国消費者による日本事業者からの越境EC購入額は2兆2569億円
日本・米国・中国の3か国間における越境ECの市場規模は、いずれの国の間でも増加した。なお、中国消費者による日本事業者からの越境EC購入額は2兆2569億円(前年比5.6%増)、米国事業者からの越境EC購入額は2兆7499億円(前年比6.7%増)となり、前年に引き続き増加している。3か国間の越境EC規模(推計値)は、日本の購入額が前年比6.1%増の3954億円、米国購入額が前年比8.3%増の2兆2111億円、中国購入額は前年比6.2%増の5兆68億円となった。また、世界のBtoC-EC市場規模は5兆4400億USドル、EC化率は19.3%と推計。コロナ禍の拡大による市場規模の拡大は、その後も拡大とEC化率の上昇を予想している。
22年の国別BtoC-EC市場規模(推計値)は、中国が全世界の50.4%、続いて米国が 18.4%、イギリスが4.5%、日本が3.1%。中国の市場規模の大きさが際立っており、1国で市場の50%以上を占め、米国を加えた上位2か国で世界の68.8%のシェアとなっている。
世界の越境EC市場については、21年の市場規模は7850億USドルと推計され、その値は30年には7兆9380億USドルにまで拡大すると予測。その間の年平均成長率は26.2%と推計し、越境ECの市場規模は拡大し続けていくと見ている。
市場規模の大幅な拡大の背景は、消費者目線は、越境ECの認知度上昇、自国にはない商品・限定品への取得欲求や、自国よりも安価に入手できる商品の存在、商品やメーカーに対する信頼性などが挙げられる。事業者目線では、消費者ターゲットを世界に拡大しようとする事業者の積極姿勢が挙げられ、物流レベルの向上も促進の要因の1つになっている。
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