社員のモチベーションが低い、イノベーションが起こらない…原因はどこに？

　Eコマースを展開しているものの、「社員のモチベーションが上がらない」「社員から画期的なアイデアが出てこない」「社内に一体感が生まれない」といった悩みを抱える中小企業やスタートアップは多い。
　これらの原因について、経営側は社員に問題があると思い込みがちだ。しかし、本当の原因は、売上重視といった経営方針にあると言われている。
　では、社員のモチベーションを高め、一体感を生み、社内でイノベーションが起こりやすい企業体質に変えていくために、どのような取り組みが必要なのだろうか？
　そうした通販会社が抱える悩みの解決を目的に、アマゾンジャパン合同会社は9月8日、セミナー「第9回Amazon Academy」を開催する。オンラインによるライブ配信、参加費は無料。これまでになかった観点からの通販業界必見のセミナーとして注目されている。

企業体質を変えるキーワードは「パーパス経営」と「ダイバーシティ」

　セミナーでは、「パーパス経営」と、そのために不可欠な「ダイバーシティ」をキーワードに、第一線で活躍中の識者や企業経営者が、企業体質を改善して発展していくためのヒントを伝授する。
　基調講演は、経済産業省の経済産業政策局経済社会政策室長による「イノベーション視点で多様性を考える」と、一橋大学大学院の経営管理研究科客員教授・名和高司氏による「中小企業にこそ必要なパーパス経営」。名和氏は、日本の「パーパス経営」の第一人者として知られている。
　（株）創通メディカルの代表取締役社長・薛明鶴氏、（株）西山酒造場の取締役女将・西山桃子氏、（株）ヘラルボニーの代表取締役社長・松田崇弥氏によるパネルディスカッションも予定している。
　3人のパネラーは、障がい、性別、国籍の違いなど多様性を尊重しながらイノベーションを創出している中小企業の経営陣。西山酒造場・西山氏やヘラルボニー・松田氏は、そのユニークな経営がメディアで取り上げられ、話題となっている。社会に向けて新たな価値を送り出すための取り組みや、その実践が社員に与える影響などを伝える。

　司会は、フリーアナウンサーの中井美穂氏が務める。
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