(株)資生堂は18日、皮膚科学研究とAI技術の融合で生まれた独自のアルゴリズムを活用したDNA検査法で最適なケアを提案する『Beauty DNA Program(ビューティー・ディーエヌエー・プログラム)(1万2000円)』を、21日からSHISEIDO THE STOREと化粧品専門店の一部店舗で、また9月以降、デパートの一部店舗で本格展開すると発表した。DNA検査を活用した新たな化粧品や肌のケアサービスとして、注目を集めそうだ。

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化粧品のケア、食事、睡眠、運動など総合的にアドバイス
『Beauty DNA Program』では、シワやシミのできやすさ、できにくさなど、個人が生まれ持った肌の特徴や、血中での各種ビタミンの調整能力など、DNAの検査結果に基づいて、美容の専門知識を持ったパーソナルビューティーパートナー(PBP)が、化粧品のケアだけでなく、食事、睡眠、運動などの総合的なアドバイスを行う。
3月より実施したテスト期間の顧客アンケート結果では、96%が「友人にも教えたい」、96%が「提案されたケアをとり入れたい」などの好評価を得た。また、顧客からの意見を、パーソナルセッションの内容や、結果を閲覧するインターフェースなど、細部にまで反映した。
サービスの科学的根拠と個人情報保護の健全性を確認
加えて、DNAは「個人情報」であり、取り扱いに特に配慮しなければならないことを踏まえ、(一社)遺伝情報取扱協会(AGI)が運営する「遺伝情報適正取扱認定スタンダード」を、化粧品業界で初めて取得した。
「遺伝情報適正取扱認定スタンダード」は、経済産業省が策定した個人遺伝情報保護ガイドラインを基に、AGIが定める「個人遺伝情報を取扱う企業が遵守すべき自主基準(遺伝情報取扱事業者自主基準)」を遵守し、健全・適正に遺伝子検査サービスを提供していることを審査し、認定する制度だ。
同社が開発したDNA検査法を利用したサービスの科学的根拠と、個人情報保護の客観的健全性が認められたプログラムとして、多くのユーザーが安心・安全に利用・選択してもらえるように展開する。
■『Beauty DNA Program』
https://dna.shiseido.co.jp/?rt_pr=trn61
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