2023.03.07 調査・統計
ペットにかける年間支出、22年は外出に伴う費用・光熱費が増加
アニコム損害保険(株)はこのほど、自社のペット保険契約者へのアンケートをもとに、2022年の1年間にペット1頭(匹)にかけた年間支出費用を発表した。それによると、犬は36万円、猫は16万円。世相を反映してか、外出に伴う費用や光熱費が増加していた。

1年間にかける費用
1年間にかける費用
犬は年間35万7353円、猫は16万766円
有効回答数は約2300。アンケートを通して、愛情も費用も惜しまない飼い主の姿が明らかになった。犬・猫それぞれについて1年間にかける費用を調べたところ、犬が35万7353円(前年比3.4%増)、猫は16万766円(同5.0%減)という結果だった。
支出が大きかった項目は、犬・猫ともに「ケガや病気の治療費」(犬は6万7367円・前年比13.4%増、猫は3万1138円・同9.5%減)と、「フード・おやつ」(犬は6万6066円・同0.2%増、猫は4万9103円・同7.0%減)となり、合わせると犬では全体の37.3%、猫では49.9%を占めた。どちらもペットが元気に暮らすためには欠かせない項目で、「フードを良質なものに変えた」「少しでも楽しく暮らせるよう食事のレパートリーを増やした」などの声が聞かれた。
猫で「ペットホテル・ペットシッター」が増加
犬・猫ともに目立ったのが「飼育に伴う追加の光熱費」(犬は1万8724円・前年比55.9%増、猫は1万5661円・同22.5%増)。22年は猛暑が続いたことや、電気代・ガス代の値上げなどもあり、影響があったと考えられる。ペットと暮らすには温度・湿度管理は必要不可欠で、光熱費への影響も避けては通れないといえそうだ。
猫で増加している項目に「ペットホテル・ペットシッター」(前年比2.5%増)がある。理由として「仕事で自宅を留守にする日が増えた」「行動制限が減り、家族で旅行に出かけたため」などの回答が見られた。また、飼い主と一緒に外出することが多い犬では、「ドッグランなど遊べる施設」(同30.8%増)、「交通費」(同29.3%増)が増えていた。コロナ禍が落ち着きを見せた時期に、家族でお出かけを楽しんでいたことがうかがえる。
最も高い犬種は37万円のトイ・プードル
犬種ごとの特徴としては、最も合計が高かったのは37万円のトイ・プードル。「シャンプー・カット・トリミング料」が7万3000円で、柴犬の3倍近い出費。超小型犬で食事量も少ないチワワは「フード・おやつ費」が3万8000円と、平均の6万6000円を大きく下回っていた。
ミニチュア・ダックスフンドの「洋服代」は1万2000円で、最も高額。独特の体型専用の洋服を販売するブランドも多い。また、椎間板ヘルニアにかかりやすいなどの影響か、サプリメントに費用をかけている飼い主が多かった。柴犬は「ケガや病気の治療費」が平均より少なかった。
飼い主よりもペットにかける支出が大きい項目
飼い主よりも費用がかかる1位は「美容院(理髪店)」
飼い主よりペットにかけた支出が大きかった項目(複数回答)は「美容院(理髪店)」で38.6%。トリミングが必要な犬種では、「飼い主自身は2か月~3か月に1度なのに、愛犬は毎月トリミングに通っている」「パックなどを行っている」などの回答があった。
35.1%で続いたのが「医療費」。「ずっと元気でいてほしい」という声のほか、「人間よりペットが優先」「一番大事だから」という愛情に溢れる声が多かった。
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