2022.09.14 調査・統計
ECサイトのライブコマース、「後払い決済」が成功のカギに
後払い決済サービス「アトディーネ」を運営するジャックス・ペイメント・ソリューションズ(株)が13日発表した『「ライブコマースにおける決済手段の課題と後払い決済の可能性」に関する調査』によると、8割以上のECサイト事業者が、「後払い決済」がライブコマースの成功に有効と回答していた。決済手段の多様な選択肢が購買意欲を高めるポイントになる?

ライブコマース実施企業の決済手段、1位「クレカ」・2位「銀行振込」
調査は7月29日と30日。ライブコマースを実施しているEC事業者1007人に聞いた。それによると、とり入れている決済手段(複数回答)は、「クレジットカード決済」が65.1%で最多。続いて「銀行振込」が35.8%、「キャリア決済」(d払い・auかんたん決済・ソフトバンクまとめて支払いなど)が24.1%、「ID決済」(PayPay・楽天ペイ・メルペイなど)が20.1%だった。
消費者側はどんな決済手段を利用しているのか。そこで、最も利用者が多い決済手段を聞いたところ、「クレジットカード決済」(51.6%)が最も多く、「銀行振込」(18.7%)、「キャリア決済」(7.0%)、「ID決済」(4.9%)と続いていた。
決済手段の課題、「選択肢が少なく販売機会を逃してしまう」が最多
60%以上が抱えていた「決済手段についての課題」(複数回答)については、「選択肢が少なく、販売機会を逃してしまう懸念がある」(46.3%)が最多で、「手数料が高い」(34.8%)、「商品・サービスの選択から購入までのプロセスが煩雑」(30.2%)などが挙がっていた。
こうしたことから、「ライブコマースを成功させるには、決済手段も鍵になると思うか」と質問したところ、「ある程度そう思う」が45.5%、「とてもそう思う」が24.5%。具体的には、「購入したいと強く思わせるには一番関連性がある」(40代/男性/茨城県)、「選択肢が少ないとターゲットが限定されてしまう」(50代/男性/東京都)などの意見があった。
今後の展望にセキュリティやユーザビリティの向上
ライブコマースの決済手段について、「今後の展望」(複数回答)を聞いたところ、「セキュリティ面への不安払拭」(64.0%)、「決済プロセスのユーザビリティ向上(情報入力の手間を省くなど)」(57.7%)、「コンテンツから商品ページ・決済ページなどへの導線改善」(55.9%)、「決済手段の拡充」(51.4%)などが挙げられた。
決済手段を拡充する場合、「後払い決済」という選択肢はどう捉えられているのか。「ややそう思う」が49.9%、「とてもそう思う」が30.5%で、「今まで顧客になりにくかった層も取り込める」(30代/女性/東京都)、「決済手段が多い方がチャンスも増える」(40代/男性/福岡県)、「顧客にとって有利だから」(50代/男性/大阪府)などが「メリットあり」の意見だった。
同社は、決済手段が成功の鍵と考えている事業者は多く、「後払い決済」を有効な手段としている事業者も多いことが分かったと分析。今後、さらに需要を増していくと考えられるライブコマースを成功させるためにも、多様化する消費者ニーズへの柔軟な対応が必要としている。
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