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2022.09.13 通販会社

コンテンツSEOの教科書!基礎知識からSEOに強い記事の作り方まで

コンテンツSEOの教科書!基礎知識からSEOに強い記事の作り方まで


【本記事はオウンドメディアを月間数百万PVに成長させた編集長が監修】コンテンツSEOとは?などの用語の意味から効果やはじめる際の注意点。さらに、SEOに強い記事の作り方の解説まで。この記事を読むだけでコンテンツSEOにまつわるポイントが学べます!


学べる内容

  • コンテンツSEOの基礎知識
  • コンテンツSEOのはじめ方
  • SEOにも強い記事の作り方

コンテンツSEOとは?

コンテンツSEOとは?


コンテンツSEOとは、検索ユーザーにとって有益なコンテンツを発信することで、検索エンジンからの集客増加・コンバージョン数アップをねらうSEO対策です。


実施されるようになった背景にはYahoo!やGoogleなど検索エンジンの性能向上があります。


かつて、業者から被リンクを購入したり、自演をするなどして、ユニークでない被リンクの大量設置や、キーワードを大量に盛り込んだだけの低品質なコンテンツを量産して検索順位を上げるなどの、ユーザーファーストではない、検索エンジンをハックするような手法(ブラックハットSEO)が横行しており、低品質なコンテンツが検索上位を占めていました。


しかし、2012年にペンギン・パンダアップデートという、Googleが検索順位を決定するアルゴリズムのアップデートを行った結果、低品質なコンテンツは検索上位から圏外へと一気に沈み込みます。


その後もGoogleは、コアアルゴリズムアップデートと呼ばれる大規模なアップデートや、マイナーアップデートを繰り返し、検索ユーザーが求めているものに近いコンテンツが表示されるよう改善を繰り返していきました。


そういったアップデートを繰り返していくことで、検索エンジンでは検索ユーザーにとって有益な情報を発信するコンテンツが検索上位に表示されやすくなってきているのです


サイトの規模に関わらず、有用なコンテンツは検索ユーザーの目に止まる機会がふえるということもあり、コンテンツSEOは現在もWebマーケティングにおいての重要施策に位置づけられています。


また、SEOにおいてGoogleの検索エンジンの話がメインになるのは、主要な検索エンジンである、Google・Yahoo! 両方に、Googleのアルゴリズムが採用されているからです。


Yahoo!とGoogleで検索結果が微妙に違ったりすることもありますが、それはYahoo!が独自のコンテンツを反映しているためで、大きな違いは出にくいため、多くのSEO担当者がGoogleのアルゴリズムの変更の動向を追っています。

コンテンツSEOの効果

コンテンツSEOの効果


コンテンツSEOには以下のような効果があります。

検索エンジンからの集客増加

効果として分かりやすいのが検索エンジンからの集客増加です。ユーザーの検索意図に合うコンテンツを用意することで、検索結果上位に表示され自社サービスの露出度がインターネット上で増えるため、自社の商品・サービスを間接的に知ってもらう可能性が高まります。

集客の自動化

広告に頼らずに自然検索からの流入増加が実現できます。また、検索意図と自社の商品・サービスの認知につながるコンバージョンポイント(資料案内や問い合わせなど)となるCTA(Call To Action)設置によって、継続的に集客を行ってくれるツールになり得ます。

ナーチャリング

新規ユーザーの獲得を目的とするだけでなく、何度もコンテンツを展開しているサイトに別の検索ワードで接触することで、ブランドの認知向上や、ユーザーが商品やサービスに関心を持ってくれるなどの、ナーチャリング効果も期待できます。

コンテンツの流用

真にユーザーにとって良質なコンテンツは、検索エンジンの導線だけに設置しておく必要はありません。例えば、メルマガ経由で既存のユーザーに送ったり、SNSに最適な形にすこし変革して展開をしたりするなど、様々なタッチポイントへ流用が可能です。


検索ユーザーの意図する問題解決の手法と、自社の商品サービスのベネフィットが位置するポイントを見つけてコンテンツを展開することで、結果的にコンバージョン数アップを生み出すようになっていきます。

コンテンツSEOのメリット・デメリット

メリット

フェーズ 悩み 検索ワード例
悩みの発生 コンテンツSEOをやることになったが、どういうものかわからない。 コンテンツSEOとは
情報収集 コンテンツSEOの具体的な成功事例が知りたい。 コンテンツSEO 事例
比較検討 コンテンツSEOを成功させるためのツールが知りたい。 コンテンツSEO ツール 比較
購入までの意思決定 その商品サービスの詳細な情報がほしい。 サービス名 価格

コンテンツSEOの最大のメリットは、検索ユーザーにとって有益なコンテンツは一度作ると継続してユーザーを連れてきてくれることです。そして、検索エンジンがそのコンテンツをユーザーにとって問題解決のために必要であると評価してくれている間は、検索エンジンからの見込み客を集客し続けてくれます。さらに検索ユーザーにとって有益なコンテンツをサイト内で増やせば増やすほど、サイト全体の評価が高くなり、検索順位もあわせて向上するといった相乗効果も期待できます。


また、コンテンツはコンバージョンだけでなく、図のようにユーザーのフェーズに合わせたコンテンツを用意しておくことで、見込み顧客の育成までを行います。これにはユーザーの心理曲線に応じたコンテンツをページ内に設置することで、集客から育成してクロージングまでの流れを自動化できる効果があります。


メリット


参考・出典:The Digital evolution in B2B Marketing

実際にB2Bの領域のデータにはなりますが、57%のユーザーが商談前に意思決定を終えていると言われています。


ユーザーのフェーズに合わせたコンテンツの充実を図ることで社内での業務効率化も期待できるでしょう。

デメリット

コンテンツSEOのデメリットは、即効性がなく効果を得るまでに時間が必要な点です。検索エンジンで順位決定に必要なデータが蓄積されるまでに時間が必要なことが主な理由です。


立ち上げてすぐのサイトの場合は、コンテンツ数が少ないことも間接的な理由になります。SEO対策において、有益なコンテンツ、サイトテーマに沿ったトピックスがサイト内に増えていくことでサイト全体の評価も高まり、徐々に新規で作った記事などでも順位が付きやすくなる傾向があるため、一定量のコンテンツが用意されていることが有利に働く可能性があります。


そのため、コンテンツ自体が少ない初期の段階では、思うように集客を見込めないといったことが発生する可能性があります。


ただし、そういった傾向はありながらも、コンテンツ数が少なくとも上位表示されているサイトやコンテンツもあります。


その場合は、SNSなどでの集客もうまく活用し、ユーザーにとって有用であると検索エンジンが評価している場合もあります。ただし、SNSからのSEOへの直接的な影響があるとGoogleが明言しているわけではありませんので、注意してください。


また、有益なコンテンツを作成しようと思うと、それなりの労力と時間がかかってしまうという点もデメリットです。しかしSEO対策は本質的に顧客とのコミュニケーションの一種と考えると、ある程度の時間と手間がかかることは必然だともいえます。

コンテンツSEOのやり方・手順

コンテンツSEOのやり方・手順


コンテンツSEOを実施する主な作業は、検索ユーザーの課題・疑問に応えられる内容のコンテンツをページ内に設置しておくことです。具体的には以下の一連の流れを繰り返し、コンテンツを量産していくイメージになります。


  1. 目的、目標を設定する
  2. キーワードリストを作る
  3. ライティングルールと記事制作体制を整える
  4. コンテンツとなる記事を作る
  5. 効果測定できる環境整備
  6. 定期的に記事を作る、記事を見直す

以上の各ステップを解説します。

1.目的、目標を設定する

まず、コンテンツSEOに取り組む目的と目標を設定します。見込み顧客に対して広くアプローチするためにPV数を増やしたい場合や、自社の商品やサービスのコンバージョン数を増やしたい場合、自社のイメージ向上と認知拡大したい場合など、自社の目的によって作成すべきコンテンツの内容が異なってくるためです。


フェーズ 悩み 検索ワード例 CVポイント
悩みの発生 コンテンツSEOをやることになったが、どういうものかわからない。 コンテンツSEOとは テーマに合わせたセミナーの申込み
情報収集 コンテンツSEOの具体的な成功事例が知りたい。 コンテンツSEO 事例 事例集のダウンロード
比較検討 コンテンツSEOを成功させるためのツールが知りたい。 コンテンツSEO ツール 比較 比較用資料ダウンロード・サービスサイトでの問い合わせ
購入までの意思決定 その商品サービスの詳細な情報がほしい。 サービス名 価格 サービスサイトでの問い合わせ

また、最終目標とKPIも設定しておきましょう。KPIを設定しておくことで、目標を達成するためにはどのような業務に取り組むべきか、またいつまでに何を達成しているべきのかなど現状把握が容易になり、効果測定がスムーズに行えます。


さらに、チームや部署ごとの方向性が統一しやすくなるといったメリットも期待できます。


また、目標を追う際に、いきなり商品・サービスの売上への貢献だけを追うのではなく、中長期的な目線で、貢献しているかを追う必要があります。


GoogleAnalyticsのアシストコンバージョンで見てみたり、アドエビスなどの外部ツールを活用することで、どれだけコンテンツが最終的な目標達成に貢献しているかを可視化できます。

2.キーワードリストを作る

次にキーワードリストを作ります。


ユーザーを検索エンジンからコンテンツに流入させるためには、キーワード選定が重要です。自社の目的に合わせて、キーワードの候補をいくつか洗い出してみてください。 キーワードの候補はなるべく多く考案すると良いでしょう。候補が洗い出せたら各キーワードの検索ボリュームを調べて、リスト化していきます。


ただし検索数が月間1万以上のビッグキーワードは競合サイトが多く、順位を上げるのが難しいということが考えられます。一方、検索数が少ないスモールキーワードでは競合サイトも少ないため、検索上位を狙いやすくなります。


そのため初期段階では、月間検索数が1,000以下のスモールキーワードを選定して上位表示させていきましょう。


また、いきなりビッグキーワードを狙うのをおすすめしない理由の一つは、ビッグキーワードの中には様々な検索意図が複雑に入り混じっており、自社の商品サービスのベネフィットとマッチしないユーザーも多く交じる可能性があります。


図のように、より商品サービスを利用する価値を感じてもらいやすい、顕在化したユーザーが検索しそうなワードからコンテンツを制作していくと、成果が見えやすくなります。


キーワード調査は以下のツールを利用することで効率よく行えます。そのほかにも多くのサービスがあるため、比較検討してみましょう。


▼ラッコキーワード(外部サイトにリンクします)
https://related-keywords.com/


▼SEO分析ツールahrefs(外部サイトにリンクします)
https://ahrefs.jp/


3.ライティングルールと記事制作体制を整える

記事執筆の前に、ライティングルールと制作体制を整えておきます。


コンテンツの表記方法(ですます調なのか、だである調なのかなどのトンマナや表記ゆれ位など)やタイトルの付け方、原稿の形式など、事前にコンテンツレギュレーションとして定めておきます。レギュレーションはコンテンツを執筆するメンバーがいつでも閲覧できる状態にしておきましょう。


表記ゆれの一例:Web・WEB・ウェブ / お客さま・ユーザー・顧客


また、継続的に記事を制作できる体制も整えておきます。社内でコンテンツを運営をする場合は、記事の企画から制作、ページへの反映作業、記事の成果分析、改善作業といった一連の流れを全て行う必要があります。


ノウハウの蓄積やコスト削減にはなりますが、多くの人手が必要です。そのため、社内でリソースが確保できない場合は、外部に委託することも検討しましょう。

4.コンテンツとなる記事を作る

ライティングルールと制作体制が整ったら、実際にコンテンツとなる記事を作成していきます。


検索上位表示をねらうキーワードはタイトルや見出しに含めるよう意識し、ユーザーの悩みや課題を解決できる内容の記事を執筆していきます。


コンテンツSEOの効果


しかし、それだけではただのお役立ちコンテンツになってしまいます。検索ユーザーの問題を解決しながらも、自社の商品・サービスのベネフィットとマッチする部分をコンテンツ化し、認知してもらえるよう設計する必要があります。


執筆する際は、検索流入をねらうターゲットユーザーの情報やレギュレーションを確認しながら進めましょう。執筆が完了した段階で再度読み流して、誤字や脱字がないか、また表現がおかしい文章がないかチェックしてください。


また、検索順位を上げたいばかりに、不要なキーワードを入れたり、不正な内部リンクを貼ったりすると、検索エンジンからペナルティを受ける可能性があります。そのため、あくまでもユーザーの検索意図に沿った有益な情報を提供できる記事を意識しましょう。

5.効果測定できる環境整備

コンテンツの公開後には、必ず効果測定を行います。そのため、効果測定ができる環境を事前に整備しておくことが重要です。


一般的に効果測定を行う際には、以下のツールが利用されます。


検索順位に関する効果測定ツール

▼Google Search Console(外部サイトにリンクします)
https://search.google.com/search-console/about


▼競合分析ツールSemrush(外部サイトにリンクします)
https://semrush.jp/


コンバージョンに関する効果測定ツール

▼Google アナリティクス(外部サイトにリンクします)
https://analytics.google.com/analytics/web/


▼アドエビス(AD EBiS)(外部サイトにリンクします)
https://www.ebis.ne.jp/


これらのツールを利用することで、検索順位や流入数、離脱率などが判明し、効率よく効果測定を行えます。とくに、公開後しばらく経っても検索順位が向上しないコンテンツに対しては、改めて、お客さまの検索意図見直しリライトを行うなどテコ入れをしていきましょう。


また、一度上位に表示されたコンテンツも時間が経てば新たな競合サイトの、より良質なコンテンツが登場し順位が下がって来る可能性があります。また、市場感情の変化による検索意図の変化、アルゴリズムの変化も順位に影響を与えます。


ただし、アルゴリズムは常に検索ユーザーにとって問題解決になりやすいコンテンツを上位表示するよう進化しています。ですので、見るべきはアルゴリズムではなくあくまでユーザーであると言えます。


そのため、定期的にリライトや最新情報への更新などコンテンツをメンテナンスして、常に今の検索ユーザーの意図に合うコンテンツにすることで、検索上位をキープできるよう努めましょう。

6.定期的に記事を作る、記事を見直す

コンテンツSEOにおいては、長期的な視野で計画的にサイトを運営していくことが重要になります。一記事だけを公開したところで、大きな効果が得られる可能性は低いと言えます。


しかし、それはただ記事を量産すればよいというわけではありません。あくまで検索ユーザーにとって良質なコンテンツを作り続けることで、結果としてコンテンツ量が増えていき、質の高いコンテンツが多く掲載されているサイトであると評価されれば、コンテンツSEOでは有利になるということです。


レギュレーションや執筆の仕組みが整備されたら、リストを作成する際に選定したキーワードに対して同様の方法でどんどん記事を量産していきましょう。効率よく制作を行うためにも、キーワード選定〜見直しまで一連の流れを仕組み化することもポイントです。


しかし、むやみやたらにコンテンツを量産するのではなく、ユーザーのコンテンツSEOを手助けしてくれるツールですうえで継続的にの制作を心がけましょう。


下記資料ではコンテンツSEOを手助けしてくれるツールです。是非参考にしてみて下さい。

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コンテンツSEOの落とし穴!注意すべき点とは

コンテンツSEOの落とし穴!注意すべき点とは


コンテンツSEOは事前の準備なしに安易に取り組むと失敗する可能性があります。注意すべき点は以下の3つです。


  • 会社(決裁権のある人)の協力を事前に得ておく
  • 目標、ゴールをしっかり決めてからはじめる
  • 特定のKWの順位に執着しない
  • なんといっても記事の品質が1番大事

以上4点について解説します。

会社(決裁権のある人)の協力を事前に得ておく

コンテンツSEOは、取り組みを始めてから結果が出るまでに、ある程度の時間を要します。そのため、社内での理解を得られず、効果が出るのを待たずに取り組みを途中でやめてしまうといったケースも発生しがちです。


解決策として、取り組みを始める前に「初期投資がかかる」ことや「継続しないと効果を得られない」ということを、経営者をはじめとした経営陣に説明しておきましょう。社内で理解してもらい協力体制を築いておくことが重要です。


私の経験上では、最低でも1年以上は取り組む前提でスタートすることをおすすめします。

目標、ゴールをしっかり決めてからはじめる

セッションや検索順位だけを目標にしてしまうと、ただ集客を増やすことが目的になってしまいます。


その結果、最終目標まで到達せず終わってしまうリスクが高くなります。そのためセッションや検索順位だけを目標にせず、商品やサービスの購入、問い合わせなど売上につながるプロセスも合わせた目標を設定することが重要です。


また、コンテンツを経由して、直接コンバージョンするパターンは稀なケースが多いです。事前に設計した目標設定に応じた「中間指標」や、長期的に貢献をしているかの「アシストコンバージョン」を追っていく必要があります。


コンテンツSEOに取り組む目標を見失わずに、長期的・計画的に制作を行うことでモチベーションを保てるよう心がけましょう。

特定のKWの順位に執着しない

コンテンツSEOで結果を出すためには、特定のキーワードだけでなくページ全体の評価が高いことも条件になってきます。


そのため上位表示させたい特定のキーワードに執着するのではなく、すでに評価されているキーワードや新たなキーワードの選定にも注力しましょう。


特に、すでに評価されているキーワードのコンテンツに関してはリライトによって順位を上げられる可能性を秘めています。定期的に見直しを行い、検索上位をキープしておくことが重要です。


また、検索ボリュームとしては少なくても、「(地名) 賃貸物件」など購買ニーズが強いと考えられるキーワードも存在します。ビッグワードだけを狙うのではなく、あえてニッチなワードを狙って、流入を確保する「ロングテールSEO」という手法もおすすめです。

なんといっても記事の品質が1番大事

なんといっても記事の品質が1番大事 E-A-Tとは


コンテンツSEOで効果を出すための、もっとも大きな要因はやはり記事の品質です。


検索順位を上位にするためには、ユーザーの検索意図に沿った課題を解決できる有益なコンテンツが必要になります。ここでいう有益とは、専門性や正確性、情報が最新のものに保たれていることや独自性があることで、検索エンジンからの評価が高くなりやすい傾向があります。


これは、Googleの品質評価ガイドラインと呼ばれる、いわゆる「Googleはどうやってコンテンツの評価をしているか」についてGoogleが正式に出しているガイドラインに記載があります。


これをE-A-Tとよび、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)それぞれの頭文字をとったものになります。


特に、以下のYMYL(Your Money Your Life)と言われる領域ではそのE-A-Tが品質評価に大きく影響すると言われています。


  • ニュース・時事問題
  • 公共サービス・法律
  • 金融
  • ショッピング
  • 健康・安全
  • 人のグループ(人種・宗教・性別など)

そのため記事を制作する際は、以上の点を念頭に置いておきましょう。

SEOに強い記事を作るための3つのポイント

SEOに強い記事を作るための3つのポイント


コンテンツSEOのメリット・デメリットや手順、注意点について触れてきましたが、最後にSEOに強い記事を作るための3つのポイントを紹介します。


  • 記事構成案
  • ライターの選び方と重要性
  • 公開後の定期的な更新

以上の3つのポイントについて解説します。

記事構成案は時間を掛けてしっかり作る

SEO記事において、検索ユーザーの意図に沿った的確な記事構成案を作成することが何より重要です。そのために、最初に「どのような構成にするか」が後のライティングやライターの選定に大きく影響してきます。


一般的にビッグキーワードほど、解釈の幅が大きくなるため、検索意図が多く内包されている傾向が強くなります。そのため、その多くの検索意図をカバーしようとすると、包括的な内容の記事になる傾向があります。


しかし、必ずしも長文がよいということではありません。ビッグキーワードであっても端的な回答を検索ユーザーが求めている可能性もあります(「東京 天気」など)。


あくまで構成を考える際は、どうすれば検索ユーザーが、探している回答に素早くたどり着けるかを考えましょう。


また、構成案をしっかり作成せずに書き始めると、いつの間にかターゲットが求める情報とかけ離れた、まとまりのない記事になってしまう可能性があります。


低品質な記事はイメージ低下にも繋がりかねません。どこかでみたような記事であれば、あえてその記事が存在する必要性がユーザーにとってありません。むしろ検索結果が増えユーザーに余計な混乱をもたらす可能性もあります。


そのため、執筆前に時間を掛けて検索ユーザーの意図を読み取り、自社の商品サービスのベネフィットと結びつくポイントがどこなのかを探し、最低限以下のような問に答えられる記事構成案を作成してください。


  • なぜ他の記事ではなくこの記事でなくてはだめなのか?
  • 検索ユーザーの問題解決ができているか?
  • 問題解決のポイントと自社の商品・サービスが結びつくポイントがあるか?

ここで差がつく。ライターの選び方と重要性

有益なコンテンツを制作するためには、ライターの選び方が重要になります。とくにSEOを意識して執筆をお願いする際には以下の点に注目してみてください。


  • 文章が論理的
  • 専門分野の知識
  • 丁寧なリサーチ
  • こちらの意向を汲み取る力
  • スムーズなコミュニケーション

ライターとして論理的な文章が書けるだけでなく、SEOでねらったキーワードに対して、ユーザーの意図を深掘りして執筆していく必要があります。


そのためリサーチ力が優れていて、丁寧に執筆してもらうことも重要です。


そしてただライティングを行うだけでなく、分野によっては専門性が求められる領域もあります(特にYMYLの領域)。


また、こちらの意向を汲み取ってくれたり、コミュニケーションがスムーズだったりといったことも、ともに仕事をするうえで必要なスキルといえるでしょう。

公開後も記事を定期的に更新するなど、育てていく気持ちで取り組む

新しい記事を制作するだけでなく、すでに公開した記事の更新も定期的に行いましょう。


すでに公開した記事は資産となって、自動的に集客してくれるシステムにもなり得ます。そのため、SEO対策を考慮してコンテンツの追加や、読みやすいページ設計、効果的な内部リンクの設置など、検索順位の向上につながるよう本質的な更新を行いましょう。


ただし、やみくもに更新するのではなく、常にユーザーの意図を深読みし、有益な情報を提供できるよう意識することが重要です。コンテンツSEOでは長期的な視野で計画的にコツコツと取り組むことで結果が出てくるため、サイトを育てていくような気持ちで運営に取り組んでください。


下記資料ではコンテンツSEOを手助けしてくれるツールです。是非参考にしてみて下さい。

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コンテンツSEOに関するよくある質問

Q1.サブディレクトリとサブドメインどっちがいい?

A1.

まずサブディレクトリとサブドメインどちらがSEOに有利か、といった優劣は無いと言われています。サブディレクトリとサブドメインどちらかを選ぶかの基準として、大元のドメインとの関連性で決めるのがいいでしょう。関連性とは大元のドメインと、似たようなテーマを扱うサイトの場合はサブディレクトリ、全く違うテーマの場合はサブドメインといったような考え方です。ただ、サブディレクトリにするかサブドメインするかで悩む際は、色々な状況が考えられるので、管理のしやすさやユーザーへはどちらの見せ方が適切かといった観点からも検討するのがいいでしょう。

Q2.記事の文字数はどれくらい?

A2.

実はSEO評価と文字数に関連性はありません。というのも、Googleの検索結果において、文字数の多い少ないを評価するアルゴリズムが存在しないことがわかっているからです。実際、最適な文字数の考え方はキーワードによって異なるため、ユーザーの検索意図を汲み取ってニーズを満たすことが評価されるいちばんの近道です。しかし検索ボリュームが大きなキーワードほど様々な検索意図が内容されている可能性が高まるため、検索ニーズを満たすためには網羅性の高い記事が必要なので、自然と文字数が多い記事が上位表示されているという事実もあります。そのため、常にユーザーの検索ニーズを満たすというコンテンツSEOの基礎に戻って記事の内容を考慮してみてください。

まとめ

今回は、コンテンツSEOについて以下のポイントでまとめました。


▼コンテンツSEOとは?
検索ユーザーにとって有益なコンテンツを定期的に発信することで、検索エンジンからの集客増加・コンバージョンアップをねらうSEO対策です。


▼コンテンツSEOの効果

  • 検索エンジンからの集客増加
  • 集客の自動化
  • ナーチャリング
  • コンテンツの流用

▼コンテンツSEOのメリット
最大のメリットは、検索ユーザーにとって有益なコンテンツは一度作ると継続してユーザーを連れてきてくれること。


▼コンテンツSEOのデメリット
即効性がなく効果を得るまでに時間が必要な点、労力と時間がかかってしまう点です。


▼コンテンツSEOのやり方・手順


以下の一連の流れを繰り返し、コンテンツを量産していきます。

  1. 目的、目標を設定する
  2. キーワードリストを作る
  3. ライティングルールと記事制作体制を整える
  4. コンテンツとなる記事を作る
  5. 効果測定できる環境整備
  6. 定期的に記事を作る、記事を見直す

コンテンツSEOは事前の準備なしに安易に取り組むと失敗する可能性があります。


注意すべき点は以下の4つです。

  • 会社(決裁権のある人)の協力を事前に得ておく
  • 目標、ゴールをしっかり決めてからはじめる
  • 特定のKWの順位に執着しない
  • なんといっても記事の品質が1番大事

最後にSEOに強い記事を作るための3つのポイントを紹介しました。

  1. 記事構成案
  2. ライターの選び方と重要性
  3. 公開後の定期的な更新

コンテンツSEOにおいては、これらを取り組むことで企業の売上アップやコンバージョンのアップが期待できます。この機会にコンテンツSEOの取り組みをぜひ検討してみてください。



記事監修者 達川幸弘

監修者プロフィール:達川幸弘
BtoC向け大規模ECサイトを運営するベンチャーでマザーズ上場を経験。マーケティング部のリーダーとして、オウンドメディアの立ち上げを行い1年半で毎月数百万PV、毎月2000万円の売上を生み出すメディアに成長させる。その後、自社コスメの販売を行う企業のマーケティング責任者に就任しブランドマネジメントやO2Oの施策を実施。その後同社のCMOに就任。また、BtoBのSaaSベンチャーでマーケティング責任者・コンサルティングファームでの外資系企業のコンテンツ制作のアドバイザーを行うなど、BtoC・BtoC・オンライン・オフラインの幅広い現場の知見を持つ。


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