ECの出荷業務を完全自動化するクラウドサービス「シッピーノ」を開発・運営するシッピーノ(株)は14日、フィードフォースグループ(株)を引受先とする第三者割当増資と株式譲渡により、21日をもってフィードフォースグループの連結子会社となると発表した。
EC事業者に「シッピーノ」をワンストップで提供
フィードフォースグループへの参画で、「シッピーノ」のSaaS 事業の顧客層であるEC事業者に向け、フィードフォースグループが提供するShopifyアプリやECサイトの構築に加えて、「シッピーノ」のSaaSをワンストップで提供することで、多様な価値を提供できるようになる。
「シッピーノ」は、ECの販売チャネルとさまざまな物流サービスをAPIを活用して連携することで、出荷・配送処理で発生する毎日のルーティンワークを自動化するクラウドサービス。また3月からは、ECに特化したノーコードツール「TēPs(テープス)」の提供も開始した。
TēPsは、EC店舗を運営する担当者が、日々利用する業務ツールやシステムを自由に接続し、既存のサービスでは解決できない固有の業務を自動化するツールを、自身の手でつくれるようになるサービスだ。これらのサービスは、EC事業者の生産性向上や業務効率化に資するとともに、EC運営に関わる各種サイトとの連携も容易にする。
フィードフォースグループは広告配信から企業のDX支援事業まで幅広く展開
一方、フィードフォースグループは、個々のニーズに応じたデータフィードの構築やプラットフォームへの広告配信受託を行うプロフェッショナルサービス事業を手がける。SaaS型でのデータフィード統合管理ツール、自動広告出稿ツール、ウェブサイトなどへのソーシャルアカウントを活用したログインサービスを提供するSaaS事業に加え、主にEC事業者を対象として Shopifyの活用を中心とした企業のDX支援事業を展開。企業の生産性を向上させるサービス・プロダクトづくりを通じ、豊かな働き方を実現する事業活動を行っている。
フィードフォースグループへの参画により、シッピーノは、SaaS 事業におけるサービス領域の拡大、またフィードフォースグループの知見をいかした新たな機能の開発により、TēPsと「シッピーノ」の持続的な成長をめざしたい考えだ。
この続きは、通販通信ECMO会員の方のみお読みいただけます。(登録無料)
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。