(株)いつもは2日、(株)日本M&Aセンターとグループ会社の(株)バトンズとの3社間で協業を開始したと発表した。バトンズが提供するM&A総合支援プラットフォーム「BATONZ」を活用してM&Aのスピード感を上げ、認知やノウハウを高めて、事業承継と事業売却の潜在ニーズの開拓でソーシング強化を図る。
安全なM&Aができる社会の実現をいつもが支援
バトンズは、会社・事業の跡継ぎ探すための「BATONZ」の運営と、中小企業の経営支援を行う専門家のための業務支援サービス「BATONZパートナープログラム」を提供。5月現在、累計ユーザー登録数は11万を超え。承継後のリスクを低減した安全なM&A(第三者承継)ができる社会の実現をめざしている。
いつもは、全国の中小D2C・ECブランド企業に対する経営支援として、今年度からM&A・成長事業を開始。数年で買収・出資数200ブランドをめざすため、意思決定のスピードアップのための子会社、いつもコマース(株)を6月中にも設立する。
一定規模になると事業が頭打ちになりがちなD2C・ECブランドを支援
いつもによると、EC市場規模はますます成長し、それに比例してECに出店する企業も増加している。魅力的なD2C・ECブランド企業が多数ありながらも、一定規模になると、資金不足や人材不足によって事業が頭打ちになってしまう場合が多くある。
また、オフラインで売れている製品でも、ECやマーケティングには強くないブランドメーカーも多く、売上が伸び悩んでいるケースもある。こうした状況が、同社にとって協業の意義でもある。
いつもは200ブランドの譲受に向けたソーシング強化などを支援
協業にあたり、いつもは200ブランドの譲受に向けたソーシング強化や、タイアップを通じた安心感と認知の向上、事業スピードの向上に取り組む。同時に、日本M&Aセンターは、EC分野でのM&Aによる成長戦略の認知向上やデジタルマッチングの推進、BATONZは、自社ネットワークの活性化や新規サービスの共同開発に、それぞれ取り組む。
いつもは、さまざまな商品カテゴリーのEC市場・購買データ基盤を保有し、各ブランドのEC市場規模や成長余地、必要な広告投資額を緻密に予測し、M&A・出資先の売上規模や商品カテゴリーなどのブランドポートフォリオ分散も考慮しながら投資を行っていくとしている。
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