新型コロナウイルス感染症の予防や治療にあたっている医療従事者へ、食品を無償支援しているプラットフォーム「WeSupport」(事務局:オイシックス・ラ・大地(株))は、15日時点で医療従事者に届けた食品が40万食分、食品の協賛額は定価換算で累計4億円を超えたと明らかにした。
満足に食事を取れない現場の医療従事者に食品物資を無償提供
また、11月30日には(株)ジェーシービーから活動費として寄付金を受け付け、WeSupportへの企業や個人からの寄付金の累計額は約5千万円(4968万8686円)となった。WeSupportは、支援に賛同する95社のサポート企業からの食品物資の無償提供や、寄付金による支援を受け、これまでに東京・神奈川・大阪の77か所の医療機関に食品を支援している。
医療現場では寝る間も惜しんで感染予防や診療などの業務にあたっているため、満足に食事を取れていない、栄養バランスが取れないなどの問題がある。そんな医療従事者を応援したい企業から、個別に医療機関に連絡や物資が届くなどの負担を最小限にするため、欲しい食品の情報と、支援を希望する企業や団体をマッチングし、物流を取りまとめる役割を果たすために4月20日、(一社)RCF、オイシックス・ラ・大地、セイノーホールディングスグループのココネット(株)が連携し、「WeSupport」を立ち上げた。
医療従事者「食事や買い物に行く時間さえない」
WeSupportによると、支援病院からはさまざまな声が届いており、引き続き医療体制がひっ迫していることや、医療従事者の食事に課題があることが分かるという。「インフルエンザと新型コロナウイルスの対応が重なって煩雑で忙しくなってきている。対応は慣れてきたが、そのぶん疲労感が蓄積してきている」「院内に食堂や売店があるが、そこに食事や買い物に行く時間さえない」「防護服を着用しての看護のため、 気温が下がってきても暑さを感じるため、飲料は合間に飲めてありがたい」――。
新型コロナウイルス感染症の現況をみると、感染者数は高止まりの傾向が続き、感染拡大地域が広がりつつある。観光支援事業「GoToトラベル」は全国一斉の一時停止措置がとられるなど、年末年始に向けて拡大の様相が一層強まっている。入院患者数、重症者数が増加する中、WeSupportは引き続き、飲料や食品の支援活動を継続するとしている。
■「WeSupport」支援希望病院、協賛希望企業の問い合わせ
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