(株)エニグモが15日発表した2021年1月期第3四半期(20年2月~10月)決算は、売上高が前年同期比 14.3%増の47億1900万円、営業利益が同9.1%増の18億8300万円、純利益は同10.2%増の13億600万円となった。
総取扱高は15%増の411億円に
新型コロナウイルス感染拡大の状況下、基幹事業であるMarketplace「BUYMA」において、BUYMAが提供するSpecialtyの強化に向けた取り組みを積極的に進めた。第2四半期累計期間に開始した民間の国際物流提携サービスをさらに拡充し、利用促進施策を進めることで、取扱アイテムの安全でスピーディな配送を強化してきた。
また、各機能の向上施策、ビッグデータ分析との連携によるマーケティング施策を展開し、安全で満足度の高い購入体験へとサービスを拡充。その結果、会員数は前年同期比18.0%増となる821万9112人、商品総取扱高は同15.5%増の411億1100万円と順調に拡大した。
法人との連携強化、家具やワイン拡充も
BUYMAの成長戦略として、海外セレクトショップなど法人出品者との連携による品揃えの強化、効果的なMD施策、家具やワインなどのサブカテゴリ強化、データ分析やAIを活用した顧客のLTV(ライフタイムバリュー)向上に繋がる広告宣伝、各種セール施策との連動も積極的に進めている。 また、世界中の消費者にBUYMAサービスを提供できるよう、「英語版BUYMA」も拡大に向け、各種施策を積極的に展開している。
通期予想は純利益10%増の20億円超
同社は併せて、これまで未定としてきた21年1月期通期(20年2月~21年1月)の業績予想を公表した。売上高は前期比15.0%増の70億1100万円、営業利益は同10.0%増の29億6200万円、純利益は同10.5%増の20億5500万円と見込んだ。
第3四半期累計期間の業績動向を踏まえ、不要不急の外出自粛傾向が続く中で、新しい生活様式として、インターネットサービスを活用した消費傾向はさらに定着していくと想定しているとした。
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