アスクル(株)は24日、IoTサービス「アスクル カウンター式プリントサービス」を、リニューアルして提供を開始した。プリンター本体の購入でリース代やインク代が不要のサービスで、大型複合機を必要としない利用者へ向けたコスト削減のサポートだという。
印刷枚数に応じて支払い
どんな仕事場でも欠かせないプリンターだが、大型複合機は「印刷枚数が少ないとリース代金が割高」という声があり、アスクルは2016年8月から、印刷枚数に応じて支払う「カウンター式プリントサービス」の提供をA3対応モデル機で始めた。一方、飲食業や小売業などの利用者からは「コンパクトな機種がほしい」「A3サイズは必要ない」などの声も上がっていた。
そこで、サービスを4年ぶりにリニューアル。より耐久性を強化したA3対応モデルの新機種に加え、バックヤードなど狭い場所にも置けるコンパクトサイズのA4対応モデルを新たにラインナップに追加。1枚あたりの印刷価格を値下げし、低コストを追求した。また、「パソコンの設定が難しい」との声に応えるため、セットアップをクラウド型にすることで改善した。
交換時期を検知しインク自動発送も
インク交換情報を自動検知し、インクがなくなる前に自動で何度でもインク代・配送料無料で届ける「インク自動発送」を導入。発注の手間や買い間違い、買い忘れの防止につなげ、さらに期間中なら何度でも依頼可能な「1年間の無料出張修理サービス」も利用できる。
本体購入代金は、A4 対応モデルが3万3800円(税抜き)、A3対応モデルが5万9800 円(同)。毎月1日から末日までのモノクロ、カラーそれぞれの印刷枚数を1の位で四捨五入し、印刷単価に乗じて合算した額を請求。A3・A4 同一料金のカラー1 枚あたり8円(同)、モノクロ1枚あたり1円(同)で利用でき、10枚単位で請求――というシステムだ。
リース契約と比較して年間60%コスト削減も
リース契約と比較した場合、例えばモノクロ1400枚/月、カラー600 枚/月の印刷で、年間約60%のコスト削減になり、2年目以降は同約80%のコスト削減が可能という。リース契約は年間単位での契約が一般的だが、契約期間の制約はなく、いつ解約しても違約金が発生しないのも特徴だ。
アスクルは、「全ての仕事場で圧倒的 No.1」をめざし、今後も利用者に安心して利用してもらえるように商品やサービスの安定供給と品質維持に努め、高品質な商品を求めやすい価格で提供できるよう取り組んでいくとしている。
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