LIDDELL(株)は23日、同社がリリースして2週間が経過した、CtoC型ECプラットフォーム「FOR SURE(フォーシュア)」(β版)の利用状況について報告。着こなしが難しいアイテムや、インフルエンサー(以下、シュアリスト)本人が着用したカラーから先に売れるといった、これまでにはない売れ方が生じていることが分かった。

インフルエンサーが自ら購入した商品を販売
「FOR SURE」は、購入した服をその場で販売することができるファッションEC。ファッション感度の優れたインフルエンサーであるシュアリストが自ら購入したアイテムをユーザーに向けて販売している。ユーザーは別のECサイトに移動したり、実店舗を探したりすることなく、気に入ったアイテムがあれば即購入することが可能。シュアリストは売上げの一部を収入として得ることができる。
現在、「FOR SURE」に登録されたシュアリストは400人で、平均1万8000人のフォロワーを持つ、影響力の高いインフルエンサーのみを厳選。β版サービス開始以来、60人のシュアリストが商品を購入し、そのうち50人強が商品の販売を行っている。

外部SNSとの相乗効果を発揮
ファッション感度の優れたインフルエンサーであるシュアリストは、アイテムのお気に入りポイントや着こなしのアドバイスを自分の言葉で語ることができるため、自らのSNSでも併せて投稿を行う傾向がある。その結果、160万人ものフォロワーへ情報のリーチが可能となっている。そして「FOR SURE」を基盤として、外部SNSとの相乗効果を発揮することにも成功している。
他のファッションECモールと異なる特徴的な売れ方として、一般では動きの少ないデザイン性の高いアイテムが売れる現象が見られるという。通常ECでのカラー展開では、ベーシックなカラーが選択されがちなところ、「FOR SURE」では個性的な本人着用のカラーが最初に売れる傾向が目立っている。いわゆる“個性売れ”とも言える現象で、同社では「一般的な人気商品だけでなく多様な売れ方が起きるECモール」と、自らを位置付けている。
■FOR SURE
この続きは、通販通信ECMO会員の方のみお読みいただけます。(登録無料)
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。