2018.11.01 通販支援
GMOメイクショップ、韓国向け越境ECフル支援サービス開始
GMOメイクショップ(株)は1日、越境ECのショップ構築から運営代行・物流・現地マーケティングまでワンストップでサポートする新たなソリューション「フルアウトソーシングforグローバル」を19年1月からスタートすると発表した。(株)コリアセンターとの提携によって実現する。
※写真左から、Malltail Globalチェスンシク代表、コリアセンター金ギロク社長、
GMOメイクショップ向畑憲良社長、同EC運営受託部 佐々木晶俊マネージャー
構築・物流・多言語対応・現地マーケなどワンストップで支援
「フルアウトソーシングforグローバル」では、日中韓の3カ国語に対応したネットショップの構築から、運営代行、国際配送、現地マーケティング実施までワンストップでサポートする。
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GMOメイクショップの向畑憲良社長は、「外国語対応や物流面など課題が多く越境ECに参入しにくいと感じているショップは少なくない」と国内のEC業界の海外展開の現状を分析。「今回、コリアセンターとの提携によりショップ構築から運用、物流、外国語対応、現地マーケティングといった業務をフルでサポートする。ショップさんは普段と変わらないオペレーションで越境ECができるようになる」と説明した。
GMOメイクショップ 向畑憲良社長
導入にはGMOメイクショップの利用が必要となる。「日本語の商品データを提出していただき、在庫を確保していただければ、ほぼそれだけで越境ECに参入できるようになる。現地にあったサイトデザインや外国語対応はこちらでやらせていただく」(向畑社長)としている。料金体系については「現段階で初期費用の設定は考えていない。課金は30%程度の販売手数料の導入を検討している」(同)という。「小規模のショップさんにも活用いただくために月額課金型の料金プランを用意する可能性もある」(同)とした。
現地マーケティング支援について、韓国では「300万人の会員を持つ現地メディアなどを活用したプロモーションを行う」(向畑社長)計画だ。台湾については「NAVERのリスティング広告やSNS活用を中心にマーケティングする」(同)としている。
越境配送についてはコリアセンターが展開する海外転送サービス「malltail(モールテール)」を活用する。日本のショップは、モールテールの倉庫に商品するだけで現地配送ができる。
向畑社長「3年後までに韓国の流通額を100億円へ」
目標数値としては「3年後までに韓国での流通総額100億円を目指す」(向畑社長)と意気込んだ。「メイクショップの導入社には大手飲料メーカーなどといった大手企業もある。ポテンシャルの高い商品を持つショップさんを多く抱えており、そのショップさんの韓国市場参入を力強く後押していく。達成可能な数字だと考えている」(同)と説明している。
コリアセンターの金ギロク社長は「すでにモールテールによる日本から韓国向けの配送代行で流通総額は50億円くらいある。3年で100億円は十分可能だと考えている」とコメントしている。
(古川寛之)