日本法規情報(株)が25日発表した「フリーマーケットアプリに関するアンケート調査」によると、フリーマーケットアプリを利用したことがある人の5人に1人がフリマアプリで何らかのトラブルに遭っていることが分かった。

同調査は、同社が運営する「詐欺被害相談サポート」と「ワンクリック詐欺・ネット被害相談サポート」の運用情報や、同社が男女613人を対象として実施したアンケート調査を集計したもの。調査期間は17年11月28日~12月12日。
フリマアプリの利用者は25%
「フリル」や「メルカリ」などのフリーマーケットアプリを利用(※閲覧のみは除く)したことがあるかの質問では、25%の人が「利用したことがある」と回答。さらに「ある」と答えた人に対し、フリーマーケットアプリでトラブルに遭ったことがあるかどうかを聞いたところ、21%の人が「ある」と答えており、利用者の5人に1人が何らかのトラブルに遭遇していた。
どのようなトラブルに遭ったかについては、「写真通りの商品ではなかった」(28%)との回答が最も多かったほか、「期日を過ぎたにも関わらず商品が発送されなかった」(21%)、「商品が破損していた」(15%)、「期日を過ぎたにも関わらず代金が未払いだった」(15%)、「購入完了までのやりとりでトラブルになった」(6%)、「偽物を購入した」(6%)などの回答があった。

「商品が未発送」「代金未払い」は36%
商品自体の不備を示す「写真通りの商品ではなかった」「商品が破損していた」「偽物を購入した」の3項目を合わせると49%になることから、トラブルの約半数が商品の不備によるものであることが分かる。さらに、送受の際に生じる「商品が発送されなかった」「代金が未払いだった」の2項目だけで36%に上ることから、3割以上の人が商品発送や代金振り込みの段階でトラブルに巻き込まれている実態が明らかになっている。
一方、トラブルに遭った際に行った対処については、多い順に「アプリの運営側に通報」(37%)、「当事者間で話し合い」(27%)、「対処していない」(18%)、「消費者センターに相談」(15%)、「専門家に相談」(3%)となっている。このうち約2割にあたる人が何も対処をしていないことについて、同社では「商品を発送した後や代金を振り込んだ後に生じるトラブルの場合、振り込んだお金や出品したものが二度と戻らない場合がある。泣き寝入りしてしまうのではなく、信頼できる機関に相談すべき」とアドバイスしている。
■日本法規情報
■詐欺被害相談サポート
■ワンクリック詐欺・ネット被害相談サポート
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