2015.12.01 調査・統計
消費者庁、機能性表示食品の届出件数「500件超える」
(公社)日本通信販売協会(JADMA)と健康食品産業協議会が11月30日に都内で開催した「『機能性表示食品制度』業界横断際」の講演で、消費者庁食品表示課課長補佐の清野富久江氏が、消費者庁に届いている機能性表示食品の届出件数は、受理済み・取り下げを含め「500件を超えている」と語った。
機能性表示食品制度では、届出が受理される期間が長く、業界からは「なかなか受理されない」「販売計画が立てられない」などの声が上がっている。清野氏は「届出確認が遅いことは申し訳ない」としつつ、企業側にも届出資料提出前に、ガイドラインや6月・9月に公表した注意事項などをよく確認することを求めた。
不備となる表示の事例として、「動脈硬化を防ぐ」「血液サラサラ」「肝機能の改善」「糖尿病の予防」「がん予防」など、病名や予防を入れている例を挙げた。その他、健康の増進とは遠い皮膚や爪などの美容系の表示、「朝食べれば夕食まで摂取カロリーを抑える」などの表示が指摘された。「〇〇の健康をサポート」という表現では、限られた指標で全体をとらえるのではなく、研究レビューのアウトカムに基づいた表現にすることを求めた。
清野氏は最後に事業者に向け「機能性表示食品だけで健康になれるわけでない。日常の食生活のなかで、どのように使っていくかを考えながら資料を作成してほしい。国民の健康のためになる商品を世に出してほしい」と語った。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
機能性表示食品の基礎と落とし穴
-
2
オリジナル商品 Webデザインシミュレーター『i-DESIGNER』
-
3
【生成AI×EC】EC運営でのAI活用方法
-
4
【AIタッガー】SEO×AI検索時代の“見つかる力”を最大化
-
5
クロスセルを促進して顧客単価を向上!レコメンドサービス
ニュースランキング
-
1
【12月15日16時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
-
2
ウェブサイト制作の委託などでフリーランス法違反の恐れ…公取が128社に指導
-
3
後払い決済サービス、「定期購入」めぐり業界団体と質疑応答…消費者委員会の専門調査会
-
4
「消費者志向経営」の認知度15.5%にとどまる…アスクル、ファンケルなど大手通販も参加
-
5
ECモール「楽天市場」で「楽天ラクマ」の出品商品を試験販売
