2021.08.06 通販支援
イルグルム3Qは純利益89%増、サブスクツールが好調で増益に
(株)イルグルムが5日発表した2021年9月期第3四半期(20年10月~21年6月)連結決算は、売上高が前年同期比14.0%増の21億8900万円、営業利益が同72.9%増の2億7900万円、純利益は同89.2%増の1億8200万円となった。

「AD EBiS」顧客平均単価が13四半期連続で上昇
売上高から純利益までのすべての項目で、前年同期比2桁成長となった。通期業績予想に対する進捗状況は、売上高はサブスクのツール売上が多くを占めているため、第4四半期偏重で73.0%だが、営業利益は増収とコスト効率化などで84.6%と好調に推移した。
マーケティングプラットフォーム事業は、売上高が前年同期比11.3%増の19億1100万円、セグメント利益は同53.1%増の1億8100万円となった。主力サービスのマーケティング効果測定プラットフォーム「AD EBiS」の顧客平均単価は13四半期連続で上昇した。
D2C企業向け新機能「LTVForecast」の提供も開始
「AD EBiS」は、1月のアップデートで画面レスポンスの高速化と分析導線を見直し、新たなUIでのサービスを提供。6月にはWeb広告施策のLTV(顧客生涯価値)を予測し、未来の利益を可視化するD2C企業向け新機能「LTVForecast」の提供も開始。過去のリピート売上の傾向や当月のCPA・転換率の実績から、最大24か月先までのLTVを広告別に予測する。
また、新サービスとして7月、「AD EBiS」の計測データの活用で、EC特化型CX(顧客体験)向上プラットフォーム「eZCX」の正式版をリリース。CX領域のマーケティングDXの加速を支援する。さらに同月には、動画マーケティング事業を手がける(株)トピカを連結子会社化。急成長が続くSNSマーケティング市場にサービス領域を拡大している。
販売活動では、対面での営業活動が制限される中、リモートで行える交流を最大限に活用。こうした活動の結果、「AD EBiS」は、広告効果測定ツールを対象に行われた実績調査で、売上シェア86.7%を記録。さらに、「売上シェア」「国内導入実績」「EC業界導入実績」「BtoB向けSaaS企業導入実績」で、それぞれNo. 1(日本マーケティングリサーチ機構調べ /21年6月期指定領域における競合調査)という評価を得た。
商流プラットフォーム事業の売上高は36.5%増
商流プラットフォーム事業の売上高は前年同期比36.5%増の2億7700万円で、EC業界の活況で決済手数料を中心に2桁成長。開発投資を継続しつつも、高い利益率を背景にした増収効果で、セグメント利益は同127.8%増の9700万円と躍進した。
提供するEC構築のためのオープンプラットフォーム「EC-CUBE」の売り上げ構成でも83%がマージン収入で、好調に推移した。今後は、オープンソース版「EC-CUBE」に加えて、サーバ設定やインス トール作業が不要なクラウドECプラットフォーム「ec-cube.co」の販売強化により、サブスク収入の増加に注力する。
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