2020.12.01 通販会社
生産者の販路拡大を支援、『体感型ライブコマース』活用のOL食材販売開始
(株)サードコンパスは11月30日、大学生らが運営する七賢水産と、オンライン配信サービスを使った生産者の新たな販路拡大と支援を目的に12月から、農水産プラットフォームサイト「エドノイチ」やYouTubeなどを利用した「体感型ライブコマース」を配信すると発表した。
コロナで北海道の水産業者が苦境に、毎年恒例の「毛蟹祭り」も中止
同社によると、コロナ禍は北海道の水産業者にも影を落としている。Go Toキャンペーンや農林水産省の支援プロジェクトはあるが、本来の生産(漁獲)量に対しての回復が難しく、販売環境は暗礁に乗り上げている。広尾町の「毛蟹」も同様だ。毎年恒例の12月開催の毛蟹祭りは中止。「第三波」による感染拡大傾向により、販売先は一層不透明になっている。
「体感型ライブコマース」では、オンラインでその街に住んでいるかのように配信し、関わる住民や生産者、配信者(今回は七賢水産)のやりとりと、もう1人のメンバーとしてライブ臨場感を通して体感してもらうことをめざしている。
「体験型ライブコマース」では販売日までの状況も配信
現存のライブコマースは、販売を目的とした実体験などを紹介しながら購入層の形成をめざしているが、「体験型ライブコマース」では、販売日までの何気ないやりとりを含めた毎日を不定期で流しつつ、生産地のリアルや食材の良さを告知。現場にいるような感覚で食材を知ってもらうことで、これまでの通販モールやSNSでの販売では伝わらなかった部分にフォーカスして直接購入希望者に届けることができるという。
すでに、YouTubeやFacebook、instagram、twitterで、「エドノイチ×七賢水産」として、また「エドノイチ」「七賢水産」が独自で「広尾町のリアル」を定期・不定期に配信。これらを受け、現地で一緒に味わっているような体験を共有する「体感型ライブコマース」を12月13日と20日のそれぞれ18時から予定。「広尾産活毛蟹」を税込6480円で販売する。
生産現場→ライブコマースで新たな一次生産業DXに
七賢水産は、慶応大学4年の七尾谷賢さんと、同大の有志でつくる組織。「いいモノ」を生産者から消費者へいかに届けるかを考え、プロデュース。価値の提供を目的としたサービスを展開中で、七尾谷さんは「2020年の締めとして2020杯の販売をめざす」と張り切っている。
エドノイチは、生産者が「空輸」を手間なく利用し、時間と距離の垣根を取り除いて、鮮度の高い食材や品質に問題がない規格外認定商品などをWEB掲載し、消費者に直接届けている。ライブコマースの配信について21年以降は、エリアや商品を変更しながら個性的で魅力的な生産地を伝え、その先は手軽にいつでも配信可能なサービスの提供を考えている。
ライブコマース販売が生産現場でも実現可能となれば、新たな一次生産業DXのきっかけとなり、強いては既存小売店などの対面販売ではない非対面型ビジネスモデルへの転換を図ることにもつながるとしている。
■「エドノイチ(江戸乃市)」
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