2019.06.18 調査・統計
配達員の9割「宅配ロッカーを利用してほしい」…ストレス軽減も
(株)ナスタが13日発表した「荷物の受け取りストレス」に関する調査結果によると、宅配ボックスの設置により「警戒される」「配達遅延で申告を受ける」といった配達員のストレスが軽減されることが分かった。
同調査は、昨年福岡市の主催で実施した「実証実験フルサポート事業」(宅配ボックスの実証実験)に参加した、日本郵便(株)の配達員約400人(調査1回目:632人、2回目:403人)を対象としたアンケート調査によるもの。同社では、荷物を受け取る側を対象とした前回調査に続いて、今回は配達する側の意見を聴取している。

再配達は「2~3回以上続くと辛い」
まず、「再配達が何回以上つづくと辛いですか?」という質問では、「2回以上」と答えた人が49.5%で約半数を占めた。次いで「3回以上」(20.1%)、「1回でも辛い」(18%)の順に回答が多かった。
続いて、荷物の配送に関して、どういった場合にストレスを感じるかについて、宅配ボックスの設置前後に意見を聞いたところ、すべての項目で宅配ボックス設置後にストレスが減少したことが分かった。特に「荷物をお渡しする際、お客様に警戒された」「時間指定の枠から数分(1~5分程度)遅れた際、お客様から申告を受けた」の2項目については、ストレスが7点下がっている。

配達員の約9割「宅配ボックスを利用して欲しい」
また、今後も顧客に宅配ボックスを利用して欲しいかを聞いたところ、「とても利用してほしい」(62%)、「できれば利用してほしい」(26.8%)を合わせて、88.8%の人が「利用してほしい」と回答。宅配ボックスが、荷物を受け取る側だけでなく、届ける側にとってもストレスを軽減させるソリューションであることが明らかとなった。
ちなみに、今後宅配ボックスに入れられたら良いと思うものについては、「比較的大きなサイズの商品」「書留」「食品・食材」などを挙げる人が多かった。
「福岡市実証実験フルサポート事業」は、今後の飛躍的な成長が期待されるスタートアップなどを支援することにより、市内企業の活性化や福岡発の新サービス・製品の創出を目指すもの。宅配ボックス「スマポ」を用いた実証実験では、福岡市在住の戸建住宅の住民1000世帯に宅配ボックスを無償で提供し、受け取り方法の変化が宅配ストレスに与える影響とその効果を検証している。アンケート調査第1弾では、宅配ボックスを利用した世帯を対象にアンケートを実施し、回答者のうち約9割の人が「今後も宅配ボックスが必要」と答えている。
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