2018.08.30 行政情報
福岡市、実証実験支援で再配達問題解決プロジェクト2件を採択
福岡市と福岡地域戦略推進協議会(FDC)は27日、AIやIoTなどの先端技術を活用したプロジェクトを募る「福岡市実証実験フルサポート事業」で、18年度第1期(5月~7月受付分)に採択されたプロジェクト5件を発表した。選ばれた5件のうち2件が、再配達の問題解決(宅配ボックス)を目的としたプロジェクトだった。
通販メッカの福岡市が再配達防止プロジェクトを支援
「福岡市実証実験フルサポート事業」は、今後の飛躍的な成長が期待されるスタートアップなどを支援することにより、市内企業の活性化や福岡発の新サービス・製品の創出を目指すもの。募集対象は全国の事業者で、AIやIoTなどの先端技術を活用し、社会的課題の解決や市民生活の質の向上などに繋がる実証実験プロジェクトの実施を要件としている。
今回の採択プロジェクトは、九州電力(株)・(株)マッシュルームによる「スマートフォン制御型宅配ボックスによる再配達問題の解決」、(株)ナスタによる「宅配ストレス解消のための荷物の受け取り方改革~宅配ボックスの普及が担う生活の質の向上~」、(株)miteteによる「一時保育マッチング事業~mitete~」などだった。
スマホで認証・開閉錠を制御する宅配ボックスも
「スマートフォン制御型宅配ボックスによる再配達問題の解決」実験では、スマートフォンで認証・開閉錠を制御する宅配ボックスを開発し、再配達問題の解決を図る実証実験を行った。実際にボックスを設置・運用し、有用性ならびに運用上の課題などについて検証。荷物の授受に係る宅配事業者と受取主のストレスの低減を目指した。
「宅配ストレス解消のための荷物の受け取り方改革」実験では、宅配ボックスの普及で可能になる荷物の無人受け取りが、対面による受け取りで感じていた「宅配ストレス」の解消につながることを実証。日本郵便(株)の協力により、戸建て住宅を中心とした1000世帯に宅配ボックスを提供し、設置前後のストレス度を測定した。そして「宅配ストレス」の解消が、再配達削減を含む物流課題の根本的解決策につながることを検証した。
受賞したナスタは、今回の実験について「一家に1台の宅配ボックスの設置が、物流課題の根本的な解決につながるだけでなく、住む人みんなのストレス解消による生活の質の向上につながる」と説明している。
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