2026.07.24 通販支援
ECに特化したAI搭載支援ツールが登場…悩めるEC現場の“救世主”となるか!?
国内EC市場の拡大が続く一方で、ECの現場では人材不足などを背景に、社内に蓄積した顧客情報やノウハウの活用で頭を抱えるケースが増加。解決策としてAIエージェントが注目されるものの、EC特有の課題に対応し切れないという悩みも。そうしたなか、EC支援で豊富な実績を持つProteinumから、AIを搭載したEC特化型の支援ツールが登場。従来のツールとどう違うのだろうか。同社代表取締役の米沢洋平氏に話を聞いた。
「人手不足」「ノウハウ活用」の悩み
――EC運用の現場では、どのような課題があると見ていますか?
米沢洋平氏(以下、米沢):直近では、人手不足の問題とノウハウ活用の問題がクローズアップされています。
人材の採用は、少し前まではそれほど難しくなかったのですが、今では20~30代の若手を採用することはかなり困難になっていますよね。ECの知見を持つ人材となると、さらにハードルが高くなり、特に自社でECを運用する場合には人手不足の問題が深刻化しています。
これに加えて、社内に蓄積したノウハウを活用しようとしても、専門知識を持つスタッフがいないために頓挫してしまいます。また、AIで調べた内容を自社のECサイトに最適化して落とし込んでいく際に、上手く行かないことも多いようですね。
――そうした課題の解決に向けて、貴社はどのような取り組みを提案していますか?
米沢:今お話した課題のソリューションツールとして、AI搭載実行支援ツール「ECPRO BRAIN」を開発し、このほど提供を開始しました。
もともと当社は、EC支援やコンサルティングといったEC事業者様向けのサポートを手がけてきました。これまでの事業展開を通じて、各EC事業者様で生じている共通の課題が見えてきましたので、それを解決するソリューションを模索するなかで、人ではなくシステムで提供できるサービスを開発しました。
ただし、EC運営の現場を十分に理解した状態で、タスク管理や実行ができなければ、“絵に描いた餅”となってしまいます。そこで、現場の業務をしっかりとカバーできるシステムを目指しました。
Proteinum 代表取締役 米沢 洋平 氏
ECに特化したAIエージェント
――「ECPRO BRAIN」はどのようなツールですか?
米沢:このツールは、「ECの現場でAIを実行支援のパートナーに」というコンセプトの下で開発されました。
EC運用の現場を見渡すと、「人手が足りない」「ノウハウを持つ人材がいない」「何から手を付ければよいのかわからない」など、まるでカオスのような状況にあります。実施した施策が正しいかどうかを判断できないケースも多いようですね。
そうした状況を踏まえ、成長戦略の立案から、現場の実態に落とし込んだ実践的な施策の構築・実行までをサポートする「EC特化型のAIエージェント」という位置づけで、「ECPRO BRAIN」の提供を開始しました。
――主な機能は?
米沢:まず、それぞれのECサイトに最適化したタスク管理を可能とする機能があります。既にタスク管理を行うさまざまなツールが登場していますが、一般的なプロジェクト用のツールが主流です。そこで「ECPRO BRAIN」は、ECに特化した形でタスク管理をできるようにしました。
例えば、「楽天市場」のスーパーセールやお買い物マラソン、「Amazon」のプライムデーといった大型イベントについては、どのタイミングで何をすべきかが決まっていますので、これらのタスク管理を自動で行うことが可能です。
「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」「Qoo10」などの各ECモールと、情報を連携できる機能も備えています。これにより、売上データを集約し、管理画面上で一元管理が可能となります。例えば、ECモールでクーポン施策の予定があれば、「ECPRO BRAIN」上で設定すると、そのままECモールへ情報が飛び、クーポンを設定してくれます。
――改めてお聞きしますが、既に市場に出回っているツールと比べて、どのような点が違いますか?
米沢:前述したとおり、ECに特化していることが最大の特長です。ECに特化したタスク管理をはじめ、ECモールとの情報連携、施策の管理・運用もできるAIエージェント活用ツールという点が“売り”です。
これに加えて、当社が保有する膨大な量の実務に関するノウハウをそのまま「ECPRO BRAIN」に落と込んだことも、差別化につながっています。
また、「楽天市場」や「Amazon」などへ出店する場合、店舗登録や初期設定を行った後に、「このタイミングで、この商品を対象に、このようなクーポン施策やポイント施策を実施」といった施策を決定する運びとなります。その際、「ECPRO BRAIN」は施策の内容と進捗状況を管理し、どの担当者がどこまで実施したかなどを“見える化”します。
売れ行き不調な商品の価格設定を見直したり、セールで対応したりするといった施策についても、各ECモールとの情報の連携によって反映させることが可能です。
これらが、従来のツールと一線を画するポイントとなっています。
複数のモールやサイトの情報を連携
――料金体系を教えてください。
米沢:「スタータープラン」「ビジネスプラン」「プロプラン」「エンタープライズプラン」の各種プランがあります。「スタータープラン」が980円、「ビジネスプラン」が1980円、「プロプラン」が3980円で、無料トライアルも用意しています。各プランの料金は、1人あたりの費用となります。
このうち、「ビジネスプラン」のニーズが最も大きいのではないかと想定しています。「ビジネスプラン」では、月商500万円~1000万円超のEC事業者様に適した容量・ユーザー数・プロジェクト数を設定しています。
「プロプラン」は、さらに売上規模が大きいEC事業者様や、多数のプロジェクトを同時に手がける代理店様などに向けた仕様となっています。
――想定している活用シーンは?
米沢:いろいろなシーンでご活用いただけるのではないでしょうか。その1つとして、従来の汎用型ツールをご使用中のEC事業者様が、ECに特化した「ECPRO BRAIN」に乗り換えていただけることを想定しています。
1つの管理画面で、複数のECモールやサイトの売上・予算などを管理できるツールは、これまでほとんどありませんでした。これに対し、「ECPRO BRAIN」は情報の横展開・横連携が可能で、複数の店舗を展開しているEC事業者様では、データの比較や商品の情報連携も横断的に実施できることから、ご活用いただけると考えています。
連携するECモールを拡大へ
――今後の予定や展望をお聞かせください。
米沢:当社としては、「ECのトータルカンパニーとして、ECがより身近な世界を創造する」というミッションの下、メイン事業のコンサルティングやEC運営代行を通じて得たノウハウをシステムに落とし込む形で、新たなサービスを開発する方針です。
――最後に「通販通信ECMO」の読者へメッセージをお願いします。
米沢:店舗運営の難易度は、かなり上がってきましたよね。ECモールに出店すれば売上が伸びるという時代は去りました。
それぞれのEC事業者様にとっては、課題を整理して、トライするための道筋を作ることが重要となっています。その際には、当社のツールをご活用いただいたり、ご一緒させていただいたりしながら、サポートできれば幸いです。
――本日はありがとうございました。
※「資料掲載企業アカウント」の会員情報では「通販通信ECMO会員」としてログイン出来ません。
資料DLランキング
-
1
TikTok Shopとは?主要機能と日本での始め方を解説|公式認定パートナー
-
2
【モールハック】TIKTOKSHOP 意図的なバズを生む法則
-
3
【AIタッガー】SEO×GEO AI検索時代の“見つかる力”を最大化
-
4
AI画像生成でEC撮影コストを激減する実践ガイド
-
5
ネット上での調べ物×通販購入時のAI利用実態【消費者調査 2025】
ニュースランキング
-
1
【9月7日15時更新:物流配送状況】日本郵便/ヤマト運輸/佐川急便/西濃運輸/福山通運
-
2
ユーチューバーなどのオリジナル商品EC「FANZ」がオープン
-
3
レア商品の悪質通販サイト「竜の野」「STORE専門ショップ」などに注意…消費者庁
-
4
「日本のECサイトから購入」諦めた経験のある海外ユーザーが約7割
-
5
キッズもスキンケアの時代 ! 親世代の関心高まり市場が拡大
