2019.7.24

「新しいファンケルを作る」…島田社長が40周年に向け抱負

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(株)ファンケルは22日、都内・東京ステーションホテル内でメディア向けの記者懇親会を実施。人事制度の取り組みや、好調が続いている店舗販売の取り組みなどについてアピールした。社員紹介のコーナーでは、スピーチするアクティブシニア社員を創業者である池森賢二会長が激励するという場面も見られた。

 

アクティブシニア社員を激励する池森会長

 

島田CEO「来年で創業40年。新しいファンケルを作る」

 会の冒頭、あいさつに立った島田和幸社長執行役員CEOは、「18年度は過去最高の売上高・営業利益を樹立できた。19年度はこれまでスローガンとして掲げてきた『オールファンケル・ワンファンケル』に『ネクストファンケル』を追加した。このスローガンを体現すべく、新しいファンケルを作っていく」と話した。「ファンケルは来年で創業40周年を迎える。これを契機に、創業50周年に向けてさらなる飛躍をしていきたい」とあいさつを結んだ。

 

冒頭、あいさつに立った島田社長

 

 懇親会では、ファンケルの各事業について商品や取り組み・成果などのパネル展示のブースを用意し、メディア向けに事業の説明などを個別に実施。化粧品・健康食品事業は、商品自体のディスプレイのほか研究技術に関する展示も行った。そのほか、人事制度、海外展開・ボウシャ、アテニア化粧品の展示も実施。店舗のカウンセリング体験コーナーや、ファンケルが主催するシニアゴルフトーナメント「ファンケルクラシック」のパネル展示も用意した。

 

 

アクティブシニア社員を池森会長が激励!

 レクリエーションとしては「ファンケルのダイバーシティがスゴいっ!」「ファンケルの接客力がスゴいっ!」と題して、現場で働く社員紹介も行った。

 

 人事制度については、「ファンケルのダイバーシティがスゴいっ!」として紹介した。ファンケルは正社員数1018人のうち702人が女性となっており、女性社員比率は69.0%に上る。女性管理職比率は45.8%だという。そのほか、外国籍の従業員が5カ国103人、在宅勤務申請者が109人、育児短時間勤務申請者が122人(18年実績)、有期契約社員の無期化転換が536人、障碍者雇用数は60人となり、雇用率は2.3%。育児休業取得後の服飾率は100%、エリア正社員は1066人、60歳以上の勤務者は46人だ。さらに20年春にはさらなる「ダイバーシティ」推進として新たな人事制度への改定に向けて検討中だという。

 

 社員紹介としては、カスタマーサービスセンターで勤務するアクティブシニア社員が登場。長きにわたり働き続けることができるファンケルの仕組みの良さについてスピーチした。スピーチの途中には、池森氏が壇上に飛び入りして激励した。「実は最初の面接には私も同席していた。こんなに長く働き続けてくれるのは、創業者として嬉しい限り」などとコメントした。

 

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好調な店舗販売、接客力を支える「社内資格制度」

 店舗の取り組みについては、「ファンケルの接客力がスゴいっ!」として紹介。ファンケルの18年度における店舗売上高は417億円と過去最高を記録。第1次中期経営計画の1年目にあたる15年度と比較して1.5倍の売上となった。

 

 そんな店舗販売は確かな「接客力」に裏打ちされているという。そしてその「接客力」を支えるのがファンケルの社内資格だ。「内外美容アドバイザー」「シニア内外美容アドバイザー」「健康カウンセラー/メイクアップスペシャリスト」「シニア健康カウンセラー」と難易度の低いものから4つのステップが用意されている。この社内資格を保有するスタッフ数が19年7月時点で1620人に上っているのだ。さらに外部資格保有者通も増えており、19年度は管理栄養士や栄養士などといった資格保有者が326人に上った。インバウンド対応にも力を入れている。語学対応スタッフ数は238人おり、外国人スタッフ比率が約13%だという。

 

池森会長「末永くファンケルを見守ってほしい」

 会の締めくくりには、池森会長があいさつに登壇した。「島田社長が頑張ってくれており、そして島田社長にがんばってついてきてくれる社員の努力があってこそ、いい成績を収められている。報道関係者の皆さんにも、末永くファンケルを見守ってほしい」と呼びかけ、懇親会は盛況のうちにお開きとなった。

 

 

 イベントではそのほか、広報からのお知らせとして「マイルドクレンジングオイルの専用工場を19年度中の稼働に向けて建設中」「ファンケル銀座スクエア内に玄米レストランが秋にオープン」「2020年の初春にユーザー1人1人に最適なパーソナルサプリメントの発売を予定」していることもアナウンスした。

(古川寛之)

 

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