2018.11.29 調査・統計
「信用スコア」の活用、賛成は男性46%・女性25%…男女間に差
(株)ネットプロテクションズが28日発表した「信用スコア」に対する意識調査によると、「信用スコア」の活用に「賛成」と答えた人が、男性では約半数だったのに対し、女性では25%に留まるなど、男女で大きく意見が分かれていることが分かった。
調査対象は全国の男女720人(男女各360人)、調査方法はインターネット調査、調査期間は18年9月26日~30日。
8割が「『信用スコア』という言葉を聞いたことがない」
「信用スコア」は、個人が持つ様々な情報を収集し、その情報をAIが分析・点数化し、個人の社会的信用力を測るもの。中国や欧米などで普及が進み、「信用スコア」に応じて特別金利での融資の提供が受けられたり、転職時や婚活マッチングサービスで希望が通りやすくなったりするなどのメリットが設けられている。日本でも、みずほ銀行とソフトバンクが「信用スコア」を分析する「J.Score」を共同で立ち上げたほか、NTTドコモ、Yahoo!やLINEなどが参入を表明している。
まず、「信用スコア」という言葉を聞いたことがあるかとの質問では、21%が「はい(聞いたことがある)、79%が「いいえ(聞いたことがない)」と回答。年代別では「15~19歳」「20~29歳」の28%が知っていたのに対し、「50~59歳」で知っていた人は15%、「60歳以上」13%に留まっている。男女別では、男性の28%が知っていたのに対し、女性では14%と少数だった。
「信用スコア」を算出する情報として提供しても良いと考える項目については、「年齢」(67%)、「職業」(52%)、「学歴」(45%)が上位に。その一方で、「SNSでの交流関係」(14%)、「現在の資産状況」(18%)については、提供に消極的な人が多かった。
「信用スコア」をさまざまなサービスに対応させることについては、全体の36%が「賛成」と回答。男性の46%が「賛成」と答えているのに対し、女性は25%と低かった。年齢別では、15~19歳(男性)の72%が「賛成」と答えるなど、サービスへの対応に抵抗を感じていないのに対し、50~59歳(女性)については3%しか「賛成」と答えておらず、男女や年齢によって賛成/反対の差が明確となっている。
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