2026.01.06 通販支援
RPP広告運用の悩みを解消、「ECPRO」ができることとは?
ECモールに出店してRPP広告(検索連動型広告)を配信しているものの、「十分に活用できていない」「運用にかなりの時間を取られている」といった悩みを抱えるEC事業者は多い。費用対効果の面でも思うように行かないといった声も。RPP広告の運用業務を改善し、売上アップにつなげるためにはどうすればよいのか。株式会社Proteinumの「ECPRO」セールスマネージャー・須賀敦史氏に話を聞いた。
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運用にかかる負担を9割ほど削減
――まずは貴社の紹介からお願いします。
須賀敦史氏(以下、須賀):当社は、主にECサイトのコンサルサービスや運営代行業務を行っています。事業の1つとして、楽天のRPP広告(検索連動型広告「楽天プロモーションプラットフォーム」)に特化したSaaS「ECPRO」システムを開発し、提供しています。
――楽天のRPP広告を運用する上で、出店店舗様が直面している課題として、どのようなものがありますか?
須賀:店舗様によってさまざまな問題を抱えていますが、大きな課題として、売上の伸ばし方がわからないことがあります。そもそもRPP広告で何をすればよいのかわからないなど、RPP広告に対する理解度が低い自治体様や企業様がかなり多いですね。
売上を伸ばすチャンスがあったのに伸ばせなかったなど、機会損失が生じていることが最大の問題だと考えています。
――そうした問題に対し、貴社が提供しているRPP広告運用ツール「ECPRO」は、どのように解決してくれるのですか?
須賀:RPP広告については、基本的に定期的に行う調整業務があります。その代表例として、「クリック単価」と呼ばれるCPC(コスト・パー・クリック)調整があります。
CPC調整は、これまで店舗様が手動で行っていたわけですが、その際に、曖昧な感覚に頼ることが多く、本来設定すべき適切な数値について理解できていない店舗様が多いと思います。
そこで、「ECPRO」システムでは、CPC調整をAIが自動的に最適化します。例えば、目標ROASに対してのCPC調整を行い、商品やキーワードで効果の薄いものがあれば、その商品やキーワードを自動的に除外する機能をはじめ、さまざまな機能を備えているため、運用にかかる負担を従来の9割ほど削減できます。
株式会社Proteinum セールスマネージャー 須賀敦史氏
日予算の設定で無駄な広告を防止
――ほかの機能についても教えてください。また、各機能の活用によって、店舗運用にどのような変化をもたらすのでしょうか?
須賀:これまで店舗様はRPP広告を展開する際に、月ごとの予算でしか運用できませんでした。例えば月の予算が10万円ならば、10万円内でしか運用できず、月の途中で広告費を使い切ってしまうと、月の後半でRPP広告を配信できなくなるケースも少なくありません。
一方、「楽天市場」では、お買い物マラソンやスーパーセールをはじめ、さまざまなイベントが行われています。当然ながら月の後半にもイベントが実施されますが、その際にイベントに予算を割くことができないという声が、多数の店舗様で聞かれます。
なぜ、そうした事態が生じるのかというと、毎日運用する中で、広告費用が無駄になる日も出てくるからです。そこで当社では、日ごとの予算(日予算)を設けるシステムの導入により、広告の機会損失を防ぎ、月の後半に実施されるイベントに対しても予算を割くことができる仕組みを開発しました。
これに加えて、キーワードの自動追加機能も備えています。楽天のRPP広告は、1商品につきキーワードを10個まで作成できます。そのキーワードを検索した消費者に対し、商品を表示させることができるので、多くの店舗様では商品ごとにキーワードを作成するわけですね。しかし、キーワード作成業務はとても面倒で、クリックされるようなキーワードを自ら考えることが必要となります。このため、各商品の特性に沿った適切なキーワードを毎日のように考えなければなりません。
そうした状況を改善するため、「ECPRO」システムは、キーワードの自動追加機能を持ち、キーワードの作成自体を自動的に毎週行い、それを自動的に運用してくれる機能も備えています。これにより、キーワード作成業務を削減できます。
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楽天市場のRPP広告の自動運用システム「ECPRO」をリリースしました!
最大のメリットはRPP広告の効果の最大化とリソース不足の解消
――「ECPRO」にはキーワード・商品グルーピング機能も備わっていますが、どのようなものですか?
須賀:楽天のRPP広告のパフォーマンスレポートを見れば、商品ごとの実績、つまりクリック数や使用した広告費などが、商品ごとまたはキーワードごとに判断できます。
ただし、商品数が多い企業様の場合、どの商品でどのくらいクリックが上がっていて、どのキーワードでどのくらいクリックが下がっているのかなど、実績を分析しにくい状況にあります。
そこで「ECPRO」では、例えば、肉も魚も扱っている店舗様の場合、肉全体のクリック数、魚全体のクリック数というように、ジャンルごとに目標・条件を設定し、実績を判断できるグルーピング機能を用意しました。
これにより、商品のカテゴリーやジャンルごとに数値の変動を判断し、広告施策を立てることが可能となります。
――従来のRPP広告の運用方法と比べて、「ECPRO」を利用した場合のメリットをまとめると?
須賀:店舗様によってメリットは異なってきますが、お声をいただく中で多いのが、先ほどお話しましたRPP広告の調整内容、いわゆるCPC調整についてですね。
日ごろ行う調整内容を最適化しつつ、そのリソース不足を解消できる点を評価していただいています。やはり、リソース不足を解消できることが、一番大きなメリットではないかと思います。
RPP広告の費用に応じた料金体系
――「ECPRO」の使い方について、初心者・中級者・上級者で違いはありますか?
須賀:初心者の場合、RPP広告の運用自体がそもそもわからない店舗様がほとんどです。しかし、どのような値でCPCを調整すればよいかなどのノウハウを盛り込んだ状態でシステムを提供するので、初心者であっても、グロスの目標値を設定すれば走らせることが可能です。
中級者や上級者にとっても、商品ごとに目標ROAS(広告費用対効果)を設定することもできて、多くの機能が用意されていることから、すべての方にご利用いただけます。
また、中級者や上級者がよく使用するものとして、目安CPCに対して合わせる機能と、希望の掲載順位でCPC調整をする機能があります。特定のキーワード経由の商品を1ページ目の一番上に表示させたい、特定の位置に表示させたいなど、希望の表示位置を選ぶことが可能です。
――「ECPRO」の活用が適している企業様の規模やジャンルは?
須賀:結論から言えば、どのような規模の企業様でもご利用いただけるシステムとなっています。
なぜかといいますと、「ECPRO」の利用料金は、毎月の実際に使ったRPP広告の費用に応じて変わるという体系を取っているからです。このため、大中小さまざまな規模の店舗様にご利用いただいています。
広告費をあまり捻出できないような小規模の企業様であってもお気軽にご利用いただけます。
ジャンルについても偏りがなく、多様なジャンルでご利用いただいています。
広告の最適化にも貢献
――これまでに「ECPRO」を導入した店舗様で、特に印象に残った事例は?
須賀:そうですね、印象に残った事例はたくさんありますが、その中から1つ、「オフィス家具のLOOKIT」を運営するNetforce様をご紹介させていただきます。Netforce様では、RPP広告の調整のために、膨大な時間を費やしていたという問題を抱えていました。
これまでROASを見ながら手動でCPCを調整したり、キーワードを追加したりと、多くの作業工数をかけていたことから、まず作業工数を削減しました。これに加えて、業務時間も削減できて、RPP経由の売上アップも同時に実現できました。
Netforce様の場合も、日予算機能などを使って、商品が売れない曜日に無駄な広告予算を使わないように設定することで、広告の最適化にも貢献できたと思います。
――導入した企業様からは、どのような声が寄せられていますか?
須賀:当社のシステムは、現在200社以上の企業様やふるさと納税を行う自治体様にご利用いただいています。調整業務を毎日実施しているような店舗様の場合、かなりの時間を費やすことになって、休日出勤を余儀なくされることもありますが、「ECPRO」の導入で、そうしたリソース不足の問題を解消できたという声が多いですね。
――AIによる自動化の進化で、店舗様のRPP運用はどのように変化していくと考えられますか?
須賀:RPP運用にフォーカスした質問と思いますが、RPP広告以外の広告も含め、店舗様による広告運用は、今後開発されるAIやシステムが運用していくようになると考えています。
現在のところ、RPP広告が先行していますが、今後は広告運用全般でAIやシステムの導入が台頭してくるのではないでしょうか。
ECサイト全般のさまざまな課題にも対応
――最後に、RPP広告の運用などで悩みを抱える店舗様へのメッセージをお願いします。
須賀:RPP広告については、例として「売上が伸びにくい」「ROASが上がりにくい」「アクセス数が確保できない」といった悩み等がよく聞かれます。「ECPRO」を使う・使わないにかかわらず、同社はECサイト全般について対応できますので、「ECPRO」システムを含め、さまざまな課題の解決に向けてご提案させていただくことが可能です。
当社は、ECサイトのコンサルや運営代行に関する事業がメインのため、楽天のRPP広告以外の課題についてもご相談いただければと思います。
――ありがとうございました。
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