2025.08.27 行政情報
2024年の国内消費者向けEC市場 前年比5.1%増の26兆円超…経産省
経済産業省が8月26日公表した電子商取引に関する市場調査の結果によると、2024年の国内BtoC-EC(消費者向け取引)の市場規模は前年比5.1%増の26兆1000億円に拡大した。国内BtoB-EC(企業間取引)も同10.6%増の514兆4000億円と大きく伸びた。
BtoC-EC市場規模の推移(単位:億円)
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物販・サービス・デジタルの各分野で伸長
EC化率は、BtoC-ECが前年から0.4ポイント増の9.8%、BtoB-ECが3.1ポイント増の43.1%となった。
BtoC-ECの市場規模を分野別に見ると、物販系分野が同3.7%増の15兆2194億円、サービス系分野が同9.4%増の8兆2256億円、デジタル系分野が同1.0%増の2兆6776億円。
このうち物販系分野の内訳は、「食品、飲料、酒類」(3兆1163億円)、「生活家電・AV機器・PC・周辺機器等」(2兆7443億円)、「衣類・服装雑貨等」(2兆7980億円)、「生活雑貨、家具、インテリア」(2兆5616億円)など。EC化率は「書籍、映像・音楽ソフト」の56.4%、「生活家電、AV機器、PC・周辺機器等」の43.0%、「生活雑貨、家具、インテリア」の32.5%が上位に並んだ。
サービス分野では、「旅行サービス」(3兆5249億円)が大きな割合を占めた。次いで「金融サービス」(9890億円)、「飲食サービス」(9692億円)が続いた。
デジタル系分野は、「オンラインゲーム」が1兆2553億円、「電子出版(電子書籍・電子雑誌)」が6722億円、「有料動画配信」が4873億円などとなった。
CtoCは2兆5269億円に微増
CtoC-EC(個人間電子商取引)の市場規模については、同1.8%増の2兆5269億円と推計している。
日本・米国・中国の3カ国間の越境EC市場規模は、日本の購入額が同4.8%増の4410億円に拡大。米国の購入額は同7.3%増の2兆7144億円、中国は7.2%増の5兆7769億円となり、3カ国とも拡大した。
また、中国の消費者による日本の事業者からの越境EC購入額は、同8.5%増の2兆6372億円に上った。
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