2025.08.06 行政情報
ESTAの公式サイトのはずが、代行サイトだった…高額請求トラブルが多発
国民生活センターは8月6日、インターネットで検索したESTA(電子渡航認証システム)のサイトを公式サイトと思い込んで申請したが、実際には申請代行サイトで、高額料金を請求されたというトラブルが多発していると発表した。
国民生活センターの発表資料より
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年間1000件超の消費者相談
申請代行サイトでESTAを申請すると、正規の手数料に加えて代行手数料がかかり、料金が高くなる。また、申請代行サイトでは迅速に手続きが完了するケースが多く、その場合、返金を求めることは困難になる。
50代男性からの相談事例を見ると、ESTA(米国)の公式サイトと思って申請したところ、申請代行サイトだった。電子渡航認証は取得できたが、公式サイトの申請料の約5倍の代金を請求されたという。
こうした相談は2022年度に384件だったが、23年度と24年度には1000件を超えた。今年度も前年同期を大きく上回る354件で推移している。契約金額は「5万円未満」が大半を占める。
最終確認画面をスクショで保存
同センターによると、申請代行サイトには、申請代行サイトである旨や公式サイトから直接申請できる旨が記載されている場合もあるが、目立たないように表示されている。このため、ネット検索で表示されたサイトが、公式サイトかどうかをしっかりと確認することが重要としている。
特定商取引法で義務づけている最終確認画面の表示が不適切な場合には、申し込みを取り消せる可能性があるため、証拠として最終確認画面をスクリーンショットで残こすことも必要となる。
同センターでは「夏休みで海外旅行を計画している方の中には、直前になって焦り、ネットで検索して申請しようとしている(方がいる)かもしれない」(相談情報部)とし、トラブルに遭わないように注意を呼びかけている。
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