2025.02.21 行政情報
「食用赤色3号」のQ&Aを更新、ラットとヒトの違いを解説
消費者庁は2月20日、食品添加物「食用赤色3号」のQ&Aを更新し、発がん性をめぐるラットとヒトとの違いに関する解説を追加した。
記者会見する消費者庁の新井長官(2月20日午後)
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消費者庁の部会、赤色3号の指定取消や基準改正は「必要ない」と結論
「ヒトに当てはめることはできない」と説明
米国食品医薬品局(FDA)は1月、ラットに赤色3号を投与した試験で甲状腺での発がんが見られたという研究報告を踏まえ、使用許可を取り消すと発表した。
これに対して消費者庁のQ&Aでは、赤色3号による甲状腺ホルモンへの作用はヒトでも起こり得るが、甲状腺ホルモンの血液中の状態などはラットとヒトで差があるため、ラットでの発がんをヒトに当てはめることはできないと説明している。
また、ラット試験は2464mg/kg体重/日の赤色3号を投与していて、日本人1人あたり摂取量の最も高い推定値の400万倍以上に相当すると指摘。日常生活で、このような量の赤色3号を摂取する可能性は想定されないとしている。
安全性評価の依頼内容を検討
この日開かれた記者会見で消費者庁の新井ゆたか長官は、赤色3号に関する今後の対応について、食品安全委員会へ安全性の評価を依頼する内容を検討すると説明した。
「(消費者庁の食品衛生基準)審議会でさらに科学的知見を収集した上で、食品健康影響評価を依頼するかどうかを検討することになる」と話した。
(木村 祐作)
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