2024.11.20 行政情報
2023年度に家庭用品による皮膚障害15件、吸入事故50件…厚労省
厚生労働省が11月19日公表した家庭用品が原因とみられる健康被害の年次報告によると、2023年度中に皮膚障害15件、吸入事故50件が報告された。事業者に向けて、過去に健康被害が生じた成分を使用した製品については、消費者へ情報提供するよう求めている。
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ウェブ会議・オンラインゲームのイヤーピースも注意
化学物質が原因とみられる家庭用品による皮膚障害は15件を数えた。商品別に見ると、ピアスが4件、靴が2件、このほかネックレス、ビューラー、腕時計、眼鏡、冷却剤、ヘアピン、ネイルチップ、メダルコインなどがそれぞれ1件だった。
男女別では女性が14件、男性が1件。アレルギー性接触皮膚炎が14件、刺激性接触皮膚炎・二次的細菌感染が1件だった。
参考情報として、近年、テレワークやウェブ会議、オンラインゲームなどによって、イヤホンの使用が急激に増大し、イヤホン用イヤーピースによる皮膚障害事例が報告されていることを挙げた。その要因として、未反応で残留したアクリル酸エステルなどのモノマーが想定される。同省が実施した調査によると、アクリル酸エステルなどのモノマーが、イヤホン用イヤーピースのほか、保護フィルム、サージカルテープ、フェイスシールから検出されたという。
洗浄剤や殺虫剤の吸入事故が多数
家庭用品の吸入事故は50件に上った。製品別に見ると、洗浄剤が18件、殺虫剤が9件、忌避剤が5件、除菌剤が3件、芳香・消臭・脱臭剤、防虫剤、防水スプレーがそれぞれ2件。このほか接着剤、シールはがし、塗料、洗濯仕上げ剤、洗剤などがそれぞれ1件を数えた。
男女別では女性が31件、男性が19件。症状を見ると、洗浄剤ではのどの痛み、せき込み、気分不良、胃の不快感など。殺虫剤では悪心、嘔吐、息苦しさ、頭痛などが報告されている。
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