2024.09.12 ECモール
Yahoo!ショッピング、約60万件の「やらせレビュー」を削除
LINEヤフーは9月12日、Yahoo!ショッピングでステルスマーケティングの監視を強化し、2023年10月1日から今年9月12日までに、約60万件の「やらせレビュー」を削除したことを明らかにした。
執行役員コマースカンパニーショッピング統括本部長の畑中基氏(左)とヤフーショッピング安全対策部長の栗原親史氏
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出店審査合格率が25.2%から11.2%に低下
同社は初めて、出店者の不正行為に対する取り組み状況をまとめた「安全・安心への取り組みレポート」を公開した。Yahoo!ショッピングについて、(1)信頼できるストアの厳選、(2)不適切なストア・商品の削除、(3)不正行為の防止――の取り組み状況を報告している。
出店審査については2024年以降に厳格化。具体的には、個人事業主と法人の在庫証明審査を実施し、今年4月からは携帯電話やフリーアドレスによる申し込みを禁止した。これに加えて、開店審査で違反商品の有無などを確認している。
こうした2段階審査を行うことで、出店審査の合格率は2023年上半期の25.2%から今年上半期には11.2%に低下した。
この日開かれた説明会で、同社の執行役員コマースカンパニーショッピング統括本部長の畑中基氏は、「不正が疑われるストアの出店を入口で排除することが安全安心につながるため、強化していきたい」と話した。
有名ブランドをかたった偽物の出品を防止するため、ブランド審査の強化にも乗り出している。医薬品や酒類などの特定の商材について、個人事業主では免許がないといったケースが多かったことから、個人事業主の受け入れを禁止。また、今年9月からは審査対象商材に「化粧品」を追加した。
こうした取り組みによって、ブランド審査合格率は2023年上半期から今年上半期にかけて14.7ポイント減少した。「本物かどうかを審査することで通過する率が低くなった。また、未審査ストアの商材を削除することで、より安心な売り場が以前と比べてはるかにできている」(畑中氏)という。
無在庫転売に関する情報を収集へ
また、ステルスマーケティング対策として「やらせレビュー」の排除を重視し、該当する投稿を大量に削除したと報告。2023年10月1日~今年9月12日の期間に、3150ストアを対象に約59万7000件のレビューを削除した。
今後の取り組みとして、グループ企業と連携した出店審査や、無在庫転売に関する情報を収集するためのストア専用「ご意見受付フォーム」の設置などに取り組む方針だ。
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