2023.12.26 通販会社
D2CこそPR戦略!掲載実績100媒体以上/1年半で月商1500万円も、成功事例に見る認知拡大の重要性
効果測定が難しくなかなか手が出せない企業も少なくないという「PR」。一方でダイレクトマーケティングにおいて認知を獲得するためにPRは非常に重要な要素だ。そんなか掲載実績100媒体以上・1年半で月商1500万円という成果を出したというPR戦略に長けたD2C企業(株)SEAMがある。本稿では同社の事例に触れながらD2C事業における「認知拡大」の重要性についてひも解く。
PRで認知拡大→広告獲得効率が圧倒的良化
SEAMは低アルコール飲料ブランド「koyoi」を展開し、1年半で月商1500万円を達成したという急成長D2C企業。
同社は当初、広告展開による新規獲得を図っていたがLTVがあわず主戦略をPR=認知拡大にスイッチしたという経緯を持つという。1年半という期間をかけブランドストーリーを丁寧に言語化するというPRを行っていった。取り組みの結果、100媒体以上のメディアに掲載実績ができ、放送領域ではフジテレビ系列の「セブンルール」にも取り上げられたという。
PRの取り組みから口コミも徐々に増え、オーガニック投稿も短期間で1000件を突破。Z世代を中心とするインフルエンサーによる定期的な紹介も発生するなどファンを増やした。認知が拡大したことにより広告獲得効率も「圧倒的に良化」したという。そして1年半で月商1500万円を達成するに至った。
ポップアップストアや卸展開も
同社は「PR」「口コミ」「ブランディング」を3つを戦略の柱としている。この柱を立てるための施策として「リアル販路」にも積極挑戦。ポップアップストアの展開や、小売店向けの卸、飲食店での導入も仕掛けた。
ポップアップは味のテストとしてリアルの場でユーザーの反応を見るという「テストマーケティング」を目的に実行。卸については「ブランディング」に振り切った施策として実施したそうだ。
PR振り切りで道筋、高速PDCA回転へ
「koyoi」の事例は「PR」を重要視する戦略に振り切ったことにより、一本の道筋につながり成功を勝ち取った好例と言えそうだ。繰り返しになるがPRを強化したことに寄り露出面がテレビまで広がりファン化も進められた。そして認知が上がり広告効果も良化、実績をもとに更なるPDCAを回すべくリアルで市場の反応を見て商品改良を進めた。広告の獲得効率が著しく落ちてきていると零すEC事業者も少なくない昨今、新たな一手を探るケーススタディとして参考にしてもらいたい。
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