2025.12.16 行政情報
フィットネスクラブのキャンペーンで有利誤認の疑い、SOELUに確約手続
フィットネスクラブのキャンペーンで、複数のサービスを月々1980円で受けられると誤認させた疑いがあるとして、消費者庁は12月16日、オンラインヨガ・フィットネススタジオを運営するSOELU(東京都港区)の確約計画を認定したと発表した。
表示例(消費者庁の発表資料より)
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「全部受け放題」などと強調
同社は、自社ウェブサイトで昨年3月14日~今年7月31日の期間、「ヨガ・マシンピラティス・よもぎ蒸しなど 全部受け放題」「月々1,980円~で ここまでできる!」と表示していた。しかし、実際には、月々1980円でこれらのサービスをすべて受けられる内容ではなかった。
消費者庁では「実際との乖離が生じており、有利誤認の疑いがある」(表示対策課)と判断。「表示のとおりすべて(のサービスを)受ける場合、税込で1万円台(1万円強)の支払いが必要だった」と説明している。
確約計画に返金措置を盛り込む
認定された同社の確約計画には、違反の疑いのある行為について消費者へ周知すること、再発防止策を構築すること、支払われた料金の一部を返金することなどを盛り込んだ。
消費者庁によると、同社は「今回の事態をたいへん重く受け止め、社内で法令遵守体制を強化し、再発防止に取り組んで参ります」とのコメントを寄せているという。
確約手続は国と事業者が合意すれば、提出された確約計画を認定した上で、事業者が自主的に是正するというもの。確約計画の認定は、今回が7例目となる。
(木村 祐作)
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