2023.08.16 ECモール
無在庫転売を厳罰化へ、Yahoo!ショッピングが不正対策を強化
Yahoo!ショッピングストア運営事務局はこのほど、利用約款と運用ガイドラインに違反する不正な販売方法を繰り返している出店者がいるとして、対策強化の方針を通達した。「無在庫転売」のような悪質な販売方法には厳正に対処する考えを示している。

ランキング不正操作への対策も強化
対策を強化する不正行為の禁止例として、まず『無在庫転売』を挙げている。商品の在庫が確保されていないにもかかわらず、商品掲載を行う「見せかけ販売」や、その商品の人気が高いように見せるような「ランキング不正操作」などの客引き行為だ。禁止事項として、利用約款では「出店者は商品が確保できていない場合、商品を適正に利用するために必要な権利を移転できない場合、役務提供ができない場合」。運用ガイドラインでは、見せかけ販売やランキング不正操作などの客引き行為を規定している。
在庫が確保されていないにもかかわらず、商品掲載を行うなどの行為は、これらの規定により違反と判断。こうした販売方法は、発送前にキャンセルとなるケースが多く、顧客の満足度の低下につながるため、早急にやめることを求めている。
他ECからの直送は違反行為
2つ目の禁止例は『他ECからの直送など』。運用ガイドラインでは、「Yahoo!ショッピングの注文情報をもとに、出店者がAmazon.co.jpなどの通販サイトやフリマアプリで注文を行い、顧客へ商品を配送すること」「Amazon.co.jpなどの通販サイトの商標、ロゴ、名称などが確認できる箱その他の包装・梱包材を用いて、商品を発送すること」は違反になる。こうした行為は、個人情報管理の観点で法令違反となる可能性もあり、顧客からの申告などがあった場合は、調査した上で厳しく取り締まりを行うとした。なお、いずれの行為についても、出店者のストアページや注文完了前のページで内容に許諾させるような記載がある場合であっても、違反とみなす可能性があるとし、該当出店者に早急な対処を呼びかけている。
Yahoo!ショッピングでは、安心・安全な売り場を提供するために不正対策全般をより一層強化し、「無在庫転売」などの悪質な販売方法での取引にかかわらず、あらゆる不正行為を断固許容しないと公言。
その上で、不正行為を確認し次第、利用約款の規定に従い、休店措置や契約解除などをする場合がある。特に悪質な不正行為の場合、運営するすべてのストアについての休店措置や契約解除、警察などの行政機関への相談も実施するなど厳正な対処を強調している。
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