2023.05.23 調査・統計
メタバース事業化、9割以上が失敗…人材不足などが要因に
NTTデータグループのコンサルティングファーム、(株)クニエ(東京都千代田区)が23日発表した「メタバースビジネス調査レポート」から、メタバース事業化の成否が判明した取り組みの9割以上が、事業化に失敗していることがわかった。

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「社内審査がおりた」「既に運営している」はわずか8.1%
スクリーニング調査対象者7万人のうち、事業化に向けたメタバースビジネスの検討に携わった経験者で、事業化の成否が判明した1803人を対象に分析した。
その結果、成功に該当する「事業化の社内審査がおりた」「事業として既に運営している」との回答は、合計8.1%に過ぎなかった。
一方、失敗に該当する「事業化に向けた検討が停滞している」「検討自体が中止された」は合計91.9%に上った。
ターゲットが不明確、人材不足などが失敗事例の特徴
失敗事例と成功事例を比較したところ、メタバースビジネスの事業化に失敗する特徴として、企画内容について「メタバースである合理性が説明できない」、検討プロセスで「ターゲットや課題・ニーズの明確化が不十分」、組織・体制では「専門性を持つ人材の不足」などが浮かび上がった。
調査結果を踏まえて同社は、(1)メタバースに取り組む意義を見つめ直し、不明確なら撤退を視野に入れる、(2)ユースケース起点ではなく、顧客の課題・ニーズ起点で検討する――ことを提言している。
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