中・高学年を対象に学習向け「マインクラフト」を使用した特別授業を開始

　ゲーマー向けプラットフォームサービス「eXeLAB(エグゼラボ)」を運営するユニメディアは、1月から学習向け「Minecraft Education(マインクラフト）」を使った特別授業を、同校の中・高学年を対象に始めた。3月中旬までを予定している。

　授業は前半がマインクラフトを使ったグループワークを通じて、互いのコミュニケーションやチームクリエイティブを目的とした実技。後半は独自SNSでもあるeXeLABを利用して、誹謗中傷などインターネットリテラシーに関する問題を学ぶ座学の時間の2コマで構成する。

　ポイントは、SNSの擬似体験を通して、IT時代に生まれた世代の「当たり前のSNSの常識」を言語化し、事例を交えトラブルを回避する方法を解説し、自分ごととして捉える思考を学ぶこと。さらに、マインクラフトの課題にチームで取り組むことで、プログラミング思考やチームビルディングを自然と身につける子供の「知りたい」を助長すること――。

ITリテラシー向上と新たなグループワークの形として、全国の小学校に導入を推奨

　今回の授業のために作られた学習専用ワールドは、黒板にかかれたミッションを読んで、グループで協力して進められるゲーム形式だ。eXeLABのコミュニティ機能を利用し、SNS上での発言や行動が招く危険性、書き込み内容が家族に与え得る影響などを説明する。

　授業で使用した初心者向けマインクラフトのワールドやeXeLABを使ったSNS体験は、PCや、iPad、iPhoneなどタブレット機が1人1台あれば導入できる。同社はITリテラシーの向上と新たなグループワークの形として、全国の小学校への導入を推奨していきたい考えだ。

　13日8:40～10:20と10:40～12:20の「eスポーツ・ITリテラシー特別公開授業」は、東京都中野区本町6の同校で。授業見学の申し込み締め切りは3月10日13:00。

　■新渡戸文化学園×株式会社ユニメディア「ITリテラシー授業映像」
　https://www.youtube.com/watch?v=s4hUx63BCsY

　■『授業見学の申し込み』
　https://forms.gle/nkTa8zhNqzobENQB6