2022.12.22 通販会社
「プラズマ乳酸菌」以外で2例目となる「免疫機能」の機能性表示食品が登場
消費者庁は21日、「免疫機能」をうたう機能性表示食品として、アサヒグループ食品(株)のサプリメント「ディアナチュラゴールド L-92乳酸菌&食物繊維」の届出を公表した。「免疫機能」の機能性表示食品は2020年8月に公表されたキリングループのプラズマ乳酸菌入り商品が第1号で、プラズマ乳酸菌以外では今回が2例目となる。

「ディアナチュラ」のブランドページ
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L-92乳酸菌が機能性関与成分
「ディアナチュラゴールド L-92乳酸菌&食物繊維」は、機能性関与成分としてL-92乳酸菌とグアーガム分解物を配合。
表示内容は、「本品にはL-92乳酸菌(L. acidophilus L-92)が含まれます。L-92乳酸菌は、pDC(プラズマサイトイド樹状細胞)の働きを助け、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています(以下、略)」。
安全性は、既存情報による安全性試験結果の評価によって確認。機能性については、機能性関与成分に関する研究レビューで評価した。
研究レビューは、関連する研究論文を収集し、総合的に評価する手法。同商品の場合、「免疫機能」について採用した文献は3件。詳細を見ると、pDCへの作用に関する文献が1件、全身の自覚症状(疲労感、倦怠感、熱っぽさなど)に関する文献が2件、特定部位の自覚症状(喉の不快感、咳による不快感、鼻づまりなど)に関する文献が3件となっている。
採用文献はわずか3件と少ないが、これらを評価した結果、L-92乳酸菌200億個を8週間以上摂取することで、pDCの働きを助け、全身と特定部位の自覚症状をより軽度に維持する効果が確認されたとしている。
大手企業を中心に熾烈な競争
「免疫機能」の機能性表示食品の第1号は、20年8月に届出が公表されたプラズマ乳酸菌入り『キリンiMUSE』5商品。その後、キリングループ内外の各社で、プラズマ乳酸菌を使用した機能性表示食品の届出が活発化。これまでに50商品以上の届出が公表され、「免疫」市場はプラズマ乳酸菌の独壇場となっていた。
キリンに後れを取った乳業メーカーや食品大手などの他社では、2例目を狙う動きが加速し、熾烈な競争が展開されてきた。大手の担当者からは、「(経営陣から)至上命令が下った」という声も聞かれる。
しかし、ヒト試験の被験者に病者が含まれていたり、限られた免疫指標のデータを用いた試験を根拠としたり、またヒト試験の内容が不十分であるなど、制度のルールを逸脱した届出が多く、キリンとアサヒを除いて公表に至っていない。
今後は「免疫」市場をめぐり、キリンの牙城にアサヒがどこまで迫るのかが注目されそうだ。
(木村 祐作)
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