(株)山田養蜂場はこのほど、在日ウクライナ大使館(東京都港区)に出向き、ウクライナ養蜂家組合への養蜂巣箱や用具とともに、善意の寄付金を寄贈した。巣箱は、9月にウクライナの養蜂場に設置される予定で、多くのミツバチが越冬できる環境が整えられることになる。時期をみて、失われた蜜源植物の植樹活動も行う予定でいるという。
ウクライナで採蜜された「ヒマワリ蜂蜜」のチャリティ販売も開始
また、支援の一環として、ウクライナで採蜜された「ヒマワリ蜂蜜」のチャリティ販売を、29日から公式オンラインサイトで開始する。「ウクライナ支援ヒマワリ蜂蜜」(税抜1500円)1点の購入につき100円を、養蜂家の事業再開と難民の生活支援として送る取り組みだ。
山田養蜂場によると、農業大国・ウクライナは、1000年以上にわたる養蜂の歴史を持ち、欧州のはちみつ生産量第1位、世界でも上位5か国に入る。生産量は国内消費量をはるかに超える年間約7万トンに及ぶが、現在は多くの自然環境が破壊され、養蜂業にも大きな影響が出ている。この半年で3割のミツバチの群れが喪失したとされている。
「ミツバチは平和のシンボル」とし、ウクライナ養蜂家組合への支援開始
「ミツバチは平和のシンボル」という同社は、子供たちの平和な未来と自然環境の回復を願い、5月20日の「世界ミツバチの日」を皮切りに、ルーマニアの提携養蜂家と協力し、ウクライナ養蜂家組合への支援を開始した。5月20日~6月7日に実施した「世界ミツバチの日」キャンペーンで販売した、ルーマニア産「アカシア蜂蜜」の売上10%にあたる約390万円を、ウクライナ養蜂環境支援費用の一部に充当した。
ほかにも、絶滅危惧種・ハイイロペリカンが生息する自然保護区ドナウ・デルタの環境支援を目的に巡回用ボートや四輪駆動車の寄贈、繁殖地の柵設置などを支援。子供たちへの教育支援や、近隣諸国で避難生活を強いられるウクライナ難民への物資提供、日本に滞在中の難民の日用品の提供や就業支援を続けている。
山田養蜂場は子供たちに平和で豊かな未来を残すために、養蜂大国ウクライナの養蜂家・養蜂業を支援することで、食料生産に欠かすことのできないミツバチを保護し、自然環境保護に繋げる支援活動を継続する意向を明らかにしている。
■『山田養蜂場』
https://www.3838.com
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