2022.01.07 通販会社
『くわ青汁』のミナト製薬が破産、競合商品に押され業績悪化か
老舗の健康食品会社「ミナト製薬(株)」(東京都中央区、資本金5000万円)が、東京地裁から5日付で破産手続き開始決定を受けたと、東京商工リサーチ(株)が6日明らかにした。4日に東京地裁へ自己破産を申請していた。負債は現在、調査中としている。

『くわ青汁』『くわ茶』などが人気商品に
1888年創業の同社は、鼻病薬「ミナトシキ液」をはじめとした医薬品、医薬部外品を通して顧客の健康維持に貢献。1970年代からローヤルゼリー関連商品の開発、販売を手掛け、取り扱いは青汁、ローヤルゼリーなどの健康食品から化粧品に至るまで多岐に渡っていた。
特に、栽培から原料化まで一貫した自社管理農場で育てた緑素材の「桑」「大麦若葉」を主原料とした『くわ青汁』『くわ茶』『大麦若葉の青汁』は、「現代人を支える自然の恵み」として知られ、公式直販サイト「ミナトヘルスフーズ」の主力商品として人気があった。
ピーク時から売上が半減
東京商工リサーチによると、ピーク時の2000年8月期には売上高35億1300万円を計上していたが、設備投資による借り入れが過大となっていたほか、青汁など主力商材が他社製品や他の健康食品などと競合するなどで、20年8月期には売上高が約13億900万円に落ち込んでいた。
新型コロナウイルス感染拡大以降は、主に医療機関・介護施設向けの高品質マスク『ミナトサージカルマスク』の販売を手掛け、関連融資を受けるなど事業継続を図ったが、販売低迷も重なり資金繰りが逼迫したため、これ以上の事業継続は困難と判断し、今回の措置に至ったとみている。
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