Facebookでハッシュタグを使用できることをご存じでしょうか?TwitterやInstagramではよくハッシュタグを見かけますが、Facebookではあまり利用しないという方は多いです。本記事では、Facebookのハッシュタグをつける意味や効果的な活用方法について解説します。(2021年11月初出/2022年8月改稿)

Q.Facebookハッシュタグとは?
A.
ハッシュタグとは、「#〇〇」といった、単語(もしくは文章)の前に半角の「#」を置く文字列のことで、InstagramやTwitterをはじめとしたSNSで使用されている機能です。
Facebookの投稿の中で、ハッシュタグとして認識されている語句は青い文字になっているので、一度は見たことがあるという方は多いでしょう。上手く活用することでSNS投稿の効果を上げることができるため、多くのユーザーが積極的に使用している機能です。
Q.SNSでハッシュタグをつける意味は?
A.
ハッシュタグは10年ほど前にTwitterで使われるようになってから、InstagramやFacebook含めて多くのユーザーに使われるようになりました。
ハッシュタグを使用することでフォロワー以外のユーザーにも、投稿したコンテンツを見つけてもらいやすくなります。 また関心のあるカテゴリやキーワードで他のユーザーの投稿を閲覧することができるため、効果的にリーチ数を伸ばす手法として多くの個人ユーザーや企業アカウントなどが活用方法を工夫しています。
またハッシュタグは、以前に同じハッシュタグを使用して投稿されたコンテンツを遡って確認することができます。Facebookのタイムラインでは最新の投稿に過去の投稿が埋もれてしまうため、以前の投稿を素早く探したいときなどに活用することもできます。
Q.TwitterやInstagramとの違いは?
A.
FacebookのハッシュタグはTwitterやInstagramと機能は同じです。いずれの場合も「検索」に引っかかりやすくなるといった点では大きな違いがありません。しかしTwitterやInstagramと比べると、Facebook投稿でハッシュタグを使用するユーザーは少ないといえます。
その理由として、「SNSの拡散力」「情報取集に使用されるかどうか」といった点があげられます。例えばTwitterはいいね!やリツイートをすることで多くのユーザーに投稿が拡散されます。これは「二次拡散」と呼ばれ、フォロワー以外にも投稿を宣伝できる可能性が高く、告知ツイートなどで戦略的に活用されることが多いです。Facebookは基本的に知り合いの投稿を閲覧するために使用されることが多く、ハッシュタグを使って投稿を拡散しようとする動きが少ないため、ハッシュタグ文化が浸透しづらいとされています。
またTwitterやInstagramはGoogleなどの検索エンジンを使用する要領で、興味のあるキーワードを用いた検索行動が活発になっています。Facebookではそのような検索行動が少ないため、ハッシュタグを投稿に使用する必要性が薄いと考えられます。
しかし、どのような投稿かを視覚的にアピールするためにFacebookでもハッシュタグを使用するユーザーは一定数います。上手く活用することで得られるメリットもあるため、その活用方法についてもしっかり把握しておくとよいでしょう。
Facebookのハッシュタグの活用方法
ハッシュタグの付け方は、投稿内のキーワードやフレーズの前に「#」を付けるだけです。「#」とキーワードの間にスペースを入れることはできません。またキーワードの中にスペースが含まれていると、スペース後の語句はハッシュタグとして認識されないので注意が必要です。
正しい使い方
#犬 #散歩
誤った使い方
# 犬 #散 歩(スペースが入っている)
Facebookのハッシュタグは投稿後にも追加、編集することができます。できるだけ投稿に関連したキーワードや、ユーザーに見つけてもらいやすいキーワードを選択することで、過去の投稿も見てもらえる可能性が高くなります。
FBハッシュタグを使用するメリット
Facebookでハッシュタグを活用するメリットは以下の内容が考えられます。
- ・投稿が見られやすくなる
- ・ユーザーとの交流がしやすくなる
- ・上手く活用することで企業やサービスの認知拡大につながる
- ・投稿の管理がしやすくなる
◇投稿が見られやすくなる
他のSNSと同様に、特定のカテゴリに興味、関心があるユーザーに投稿が届く可能性が高まる点はメリットと言えます。例えば「#犬」というハッシュタグで検索をすると、犬に関する投稿や写真をまとめて閲覧することができます。
このように需要の高いハッシュタグを付けることで投稿のリーチ数の増加が期待できます。
◇ユーザーと交流しやすくなる
同じハッシュタグを付けているユーザーを探すことで、類似ユーザーとの交流が図りやすくなることもメリットの一つです。
例えばセミナー参加者に対して、セミナーの感想や意見について、決められたハッシュタグを付けて投稿するように促します、するとそのハッシュタグで検索をした際にセミナー参加者の投稿をまとめられるだけでなく、ユーザーや主催者同士の交流がしやすくなるでしょう。
◇企業やサービスの認知拡大につながる
TwitterやInstagramなどでもハッシュタグを活用して認知拡大を図る企業は多いですが、Facebookに関しても同様の効果が期待できます。
特にキャンペーンや企画に関するハッシュタグはSNS上でも多く見られますので、不特定多数のユーザーに企業やサービスの投稿を見てもらいやすくなるでしょう。
◇投稿の管理がしやすくなる
企業によってはプロモーションを行う際に複数のアカウントを利用したり、数名のインフルエンサーに投稿を依頼したりといった場合が考えられます。それらの状況や投稿内容を管理するために1つ1つのアカウントを確認していると、工数や時間が大幅にかかってしまう可能性もあります。
ハッシュタグをつけることで、同じハッシュタグが使用されている投稿をまとめられるため、それぞれのアカウントから確認しなくても投稿の状況を把握できるといったメリットを得ることができます。
ハッシュタグの効果的な活用シーン
具体的にハッシュタグをどのようなシーンで活用すると効果的なのか、について解説します。
- ・SNSキャンペーンを実施する
- ・特定の企業やユーザーに投稿を届ける
▽SNSキャンペーンを実施する
Facebookを含むSNS媒体では、しばしば企業がキャンペーン企画を打ち出すことがあります。より多くのユーザーに参加してもらうためには、キャンペーン自体の認知を拡大する必要がありますが、そのような場合にハッシュタグが有効です。
ハッシュタグをつけることで、同じハッシュタグをつけている投稿が表示されるようになったり、ハッシュタグで検索をするとキャンペーンに関する投稿がまとめて表示されたりするため投稿がユーザーに届きやすくなります。
また、応募条件を「指定のハッシュタグをつけて投稿」にすることで応募者を明確にするだけでなく、特定のキーワードやサービス名などの認知を高めることができますのでおすすめです。
▽特定の企業やユーザーに投稿を届ける
ハッシュタグは、特定の企業アカウントやユーザーに投稿を見てもらいたい時にも活用することができます。例えば特定の企業に投稿を見てもらいたい場合、ハッシュタグとして企業名やサービス名をつけて投稿することで、企業の担当者の目に留まりやすくなります。
企業側からしても直接フォームから意見をもらうより、公の場で評価をもらったり返信対応をしたりすることで、顧客とのつながりが生まれやすくなるためメリットが大きいといえます。
FBハッシュタグの4つのポイント
Facebookでハッシュタグを使用する際は以下の4つのポイントを抑えておきましょう。
- ・ユーザーが検索しそうな固有名詞を使う
- ・トレンドキーワードを抑えておく
- ・ハッシュタグは2~3個までにする
- ・投稿内容をまとめたハッシュタグを選定する
(1) 検索されそうな固有名詞を使う
できるだけ多くのユーザーが検索すると思われるキーワードをハッシュタグに使用しましょう。
もちろん検索ボリュームが多いキーワードは、他の投稿に埋もれてしまう可能性も高くなりますが、投稿のリーチ数を伸ばすためにはある程度の需要のあるキーワードを使用することが重要です。
(2)トレンドキーワードを抑えておく
時期的なトレンドキーワードを使用することも、ハッシュタグ活用のポイントです。その時に流行っている言葉や季節に合わせたワードなどを選定することで、より効果的に投稿をアピールすることができます。
(3)ハッシュタグは2~3個までにする
Facebookでハッシュタグを使用する際は、できるだけ2~3個のキーワードに絞るようにしましょう。
TwitterやInstagramでは10~30個など多くのハッシュタグを活用している投稿が多いですが、Facebookは友達や知り合いの投稿の割合が多いため、宣伝色の強いコンテンツはユーザーからのアクションが低下する傾向があります。そのためFacebookでは分かりやすいキーワードを2~3個に限定することを推奨します。
(4)内容をまとめたハッシュタグを選定
使用するハッシュタグは投稿内容と関連性の高いキーワードを選定しましょう。投稿内容をまとめたキーワードなどもおすすめです。
あまりにも関係のないキーワードを投稿に入れると印象が悪くなりますので、特に企業アカウントの投稿では注意しましょう。
Q.ハッシュタグの注意点は?
A.
- ・「#」は半角にする
- ・ハッシュタグ内にスペースを入れない
- ・「%」「$」「&」「・」などの特殊記号は使わない
- ・Facebookのポリシーに違反する言葉は使わない
- ・公開設定を「公開」にしておく
上記を間違えるとハッシュタグとして反映されなかったり、リーチ数が伸びなかったりといった問題が発生します。上手くハッシュタグが活用できないという方は、上記の項目をチェックしてみてください。
Q.ハッシュタグは公開範囲に影響する?
A.
前述でも解説しましたが、投稿の公開範囲を「友だちのみ」「非公開」にしている場合、公開範囲以上に投稿が拡散されることはないので安心してください。
反対に公開範囲を制限している状態では、コンテンツを多くのユーザーに見てもらうことができないので、公開範囲は事前にしっかり確認しておくようにしましょう。
FBハッシュタグを効果的に活用してみよう
前述しましたが、投稿の公開範囲を「友だちのみ」「非公開」にしている場合、公開範囲以上に投稿が拡散されることはないので安心してください。
反対に公開範囲を制限している状態では、コンテンツを多くのユーザーに見てもらうことができないので、公開範囲は事前にしっかり確認しておくようにしましょう。
Facebookに関連する資料
当サイト「通販通信ECMO」では、Facebookに関する資料を多数掲載しています。ぜひご確認ください。
ハッシュタグに関連する記事
まずは情報収集から始めたいという方向けにハッシュタグに関する記事をまとめています。以下のリンクからご確認ください。
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